昆虫類から多剤耐性菌の殺菌成分を発見:英国研究グループ

帝京大学病院でアシネトバクター・バウマニによる死亡者が明らかになったのをはじめ、国内ではほとんどの抗生物質が効かない多剤耐性菌の感染が広がりを見せています。

MRSA

そんななか、イギリスのノッティンガム大学の研究チームは、昆虫に耐性菌を殺菌する9種類の分子が存在しているを発見しました。今回の研究成果は、9月6日から開催される英国微生物学会で発表されます。

研究グループを率いたサイモンー・リー博士によると、人間に比べてはるかに非衛生的な環境に生息している昆虫は様々なバクテリアと日常的に接触しているため、それらから身を守るために自ら抗生物質を分泌することは自然とのことです。

ゴキブリやバッタを使った研究では、大腸菌やメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の90%以上が死滅したといいます。ただし、研究はまだ初期段階のため、院内感染を引き起こし世界的に問題となっているアシネトバクター菌やシュードモナス菌などの細菌などに対する殺菌効果はこれから検証することになります。

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