抗血栓症薬「アリクストラ」を承認へ:厚生労働省

グラクソ・スミスクラインは、4月18日付で抗血栓症薬「アリクストラ皮下注1.5mg」、「アリクストラ皮下注 2.5mg」(一般名:フォンダパリヌクスナトリウム)について、「静脈血栓塞栓症の発現リスクの高い、下肢整形外科手術施行患者における静脈血栓塞栓症の発症抑制」を効能・効果として、製造販売承認を厚生労働省より取得した。

「アリクストラ」は、血液凝固過程において中心的な働きをする活性化第X因子(Xa因子)を選択的に阻害する初めての化学合成の薬剤。現在EU主要国および米国を含む65カ国以上で承認されており、発売以来これまでに60万人以上の患者に使用されている。

日本においては、2005年11月に申請し、2006年2月には優先審査品目に指定されていた。また、静脈血栓塞栓症の予防薬については、国内10の医学会・研究会から、2004年に厚生労働省に対し、速やかな審査・承認に関する要望書が提出されていた。

静脈血栓塞栓症とは
静脈血栓塞栓症は、深部静脈血栓症(主に下肢の深部静脈に血栓ができる病態)と肺血栓塞栓症(深部静脈に形成された血栓が肺動脈に飛んで肺動脈が塞がれ、重篤な場合死に至る疾患)といった一連の病態の総称です。
近年、飛行機などによる長時間の移動中に発症したというニュースでも話題となっているエコノミークラス症候群は静脈血栓塞栓症の一病態です。

しかしながら、静脈血栓塞栓症は、実態としては病院において手術に伴って発症するケースが多くを占めます。
特に股関節置換術・膝関節置換術等の下肢の手術後は、深部静脈血栓症の発症率が34〜65%1)と高く、ひとたび急性肺血栓塞栓症を発症すると、死亡率は約30%とされ、死亡例の40%以上が発症1時間以内に死にいたる深刻な疾患2)です。発症してからでは救命が困難なため、その予防の重要性が指摘されています。

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。