京都大医学研究科:再生医療・細胞医療の開発と実用化を推進

京都大医学研究科は19日、提携する三菱UFJキャピタルと住友商事が出資して学内に立ち上げたベンチャー企業「京都レメディス」から支援を受け、再生医療・細胞医療の開発と実用化を推進する事業を始めると発表した。
最初の事業として、重い糖尿病の患者に膵臓のインスリン産生組織を移植する「膵島移植」の全国共同の治験(医師主導治験)の実施と、日本が知的財産を確保した標準治療の確立を目指す。

大学の医学研究におけるシーズ(種子)実用化の推進を目指す新たな取り組み。京都レメディス(社長・佐々木雅啓住友商事メディカルサイエンス部長)が研究費や治験などの資金を提供し、京大が所有する特許などのライセンス収入で資金回収と新たな事業への投資を図る。

まず、京大医学部付属病院が先進的な実績を積み重ねている膵島移植について、標準治療を目指した治験を他の大学病院などと共同で実施し、移植で用いる細胞分離技術などを知的財産として確立し、活用する。本年度内に治験計画をまとめたいという。

佐々木社長は「新しいビジネスモデルだが、社会貢献として、再生医療などへの投資を広げたい」と話す。医師主導治験を進める京大病院探索医療センターの福島雅典教授は「新しい資金の流れを作ることで、研究から、より早く治験、先進医療へと進めて患者に届ける試みと考えてもらいたい」と話している。(京都新聞)

膵島移植とは?
液中のブドウ糖(血糖)の調節に重要な役割を果たしている膵島組織を膵臓から分離し、重症インスリン依存状態糖尿病患者に移植する治療法です。
膵島移植は、インスリン依存状態糖尿病でご本人の膵臓からインスリンが分泌されておらず内科的なインスリン治療や食事・運動療法をしても重症低血糖発作を起こしたり、血糖値のコントロールが困難な方が適応となります。

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