鳥インフルエンザ:マウスの抗体実験で効果を確認

新型インフルエンザが大流行した場合、感染者の体内にできる免疫物質(抗体)が予防や治療に役立つかもしれない。米欧やベトナムなどの国際チームが29日、新型への変異が懸念される強毒型の鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)について、マウスを使った抗体の実験で効果があったとオンライン医学誌「PLoSメディシン」に発表した。

チームは、ベトナムで04〜05年にH5N1型ウイルスに感染して回復した4人から血液を提供してもらい、含まれている免疫細胞を培養。ウイルスを無毒化する抗体が作られることを確認して、抗体をマウスに注射する実験をした。

抗体を注射しないマウスは、04年のウイルスに感染させるとすべて死んだ。ところが、ウイルス感染前や感染後に抗体を注射したマウスの体内ではウイルスが広がらなかった。こうした効果は05年のウイルスでも確認できたという。

H5N1型が変異し新型インフルエンザが誕生すれば、4000万人が死んだスペイン風邪(1918年)のように世界中で大流行する恐れがある。
ウイルスを弱毒化したワクチンの研究も進んでいるが、大量生産に向かず、即効性がないのが弱み。今回の実験のように抗体が治療に使えれば、こうした欠点を補えると期待される。(asahi.com)

鳥インフルエンザとは?
鳥類がA型インフルエンザウイルスに感染して起こる病気です。A型インフルエンザウイルスに感染して発病する鳥類は、鶏や七面鳥等の家きんが主で、野鳥での発病は希です。
鳥類に感染するA型インフルエンザウイルスを総称して鳥インフルエンザウイルスといいます。

家畜伝染病予防法では「鳥インフルエンザ」は、インフルエンザウイルス感染による家きん(鶏、あひる、うずら、七面鳥)の病気のうち、高病原性鳥インフルエンザでないものを指します。

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