新薬の安全性確認にサルのES細胞:リプロセル

新しい薬が不整脈を起こさないかどうかを調べる開発段階で欠かせない確認試験に、サルの胚性幹細胞(ES細胞)から分化させた心筋細胞を使う事業を始めると、バイオベンチャー企業「リプロセル」(東京都)が発表した。

同社によると、新薬候補の化合物が不整脈を起こさないかどうかを調べる試験を製薬会社から請け負い、カニクイザルのES細胞から分化させた心筋細胞に化合物を投与、電気信号を調べる。

これまでは遺伝子操作でつくった細胞を使っていたが、ES細胞を分化させた心筋細胞は拍動するなど本物に近く、より正確で費用は従来の半額で済むという。

京都大と共同研究している特定非営利活動法人「幹細胞創薬研究所」(京都市)が、サルES細胞から心筋細胞を効率的に分化させることに成功。リプロセルは同研究所から技術の使用許可を得た。(asahi.com)

ES細胞とは?
生体の組織や臓器の元となる細胞のこと。幹細胞、または胚性幹細胞ともいう。
受精卵が細胞分裂を繰り返し、ある程度の細胞塊になった頃に取り出して培養することで、様々な組織や臓器の細胞に分化する能力を持ったES細胞を得ることができる。
別の胚に混ぜて培養させると生体の組織や器官を人為的に作り出すことができるため、神経細胞や血液細胞の再生医療の技術として、難病治療への応用が期待されている。

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