4時間以上のフライトでエコノミークラス症候群のリスクが倍増

世界保健機関(WHO)はこのほど、「エコノミークラス症候群」について、「4時間以上動かない姿勢で飛行機や列車などに乗っていると、血栓ができる可能性が通常の約2倍に高まる」との調査結果を発表した。

長時間同じ姿勢でいることで静脈内に血栓ができ、場合によっては肺動脈をふさいでしまうエコノミークラス症候群。WHOは血栓ができる確率自体は比較的低いが、長旅をする時は足の血行をよくする運動などを心がけるよう呼びかけた。

報告書はさらに、短期間に4時間以上の航空便を乗り継ぐなどした場合には、血栓ができる可能性がさらに高まると警告。肥満や経口避妊薬の服用者、もともと血液疾患がある人もリスクが高いとしている。

WHOは01年にエコノミークラス症候群の研究に着手。第1段階として飛行機旅行と静脈血栓の因果関係などを調べた。今後、第2段階として予防策の研究を進める。

エコノミークラス症候群とは?
エコノミークラス症候群とは、旅行中(特に飛行機の中)に起こる深部静脈血栓症に伴った急性肺動脈血栓塞栓症のことです。航空機内のエコノミークラスの旅客から多く報告されたため、エコノミークラス症候群という名前で知られるようになりました。

飛行機の中では長時間座ったままでいるため、下肢の圧迫による下肢の静脈のうつ滞と水分不足による血液粘度の上昇がおこり、これが引き金になり血のかたまり(血栓)ができ、血管壁に付着します。
飛行機が目的地に着陸し、席を立つと、長時間圧迫されていた足の静脈に付着していた血栓が血管壁からはがれ、静脈流に乗って肺にとび、肺の血管を閉塞(詰まらせること)させ、急性肺動脈血栓塞栓症が起こります。

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