東南アジアでデング熱が流行の兆し:多雨と気温上昇が原因か

東南アジアで、蚊を媒介とするウイルス性感染症「デング熱」が流行の兆しを見せている。異常気象による多雨と気温上昇が原因とみられる。ワクチンや特効薬がなく、数十万人規模で爆発的に流行した1998年と2001年を上回る規模で拡大する恐れがある。

デング熱は、熱帯に生息するネッタイシマカから人へ感染する熱性疾患。40度近い熱が数日続き、関節痛や発疹を伴う。約1週間で自然回復するが、デング出血熱という重症状態に陥ると死亡することもある。

各国政府によると、今年上半期の発症者数は、タイが昨年同期比36%増の約2万1251人、ベトナムは同23%増の2万4255人、カンボジアは15歳以下の子供だけで昨年1年間を上回る1万2700人に達している。

タイ保健省のビチャイ生物媒介疾病局長は、「地球温暖化で東南アジアの雨量が急増し、蚊が大量発生している」と分析。「本格的な雨期を迎え、感染者の激増が懸念される」と述べた。
しかし、有効な対策はなく、各国政府は、蚊に刺されないよう注意を促し、殺虫剤散布などで蚊の繁殖防止に努めるしかないのが現状だ。(YOMIURI ONLINE)

デング熱について
1週間ほどの潜伏期間を経て、悪寒をともなう40度近い熱が出ます。発熱、全身の筋肉や関節の痛み、発疹が主な症状です。通常は5日ほどで自然に治りますが、まれに出血傾向など重篤な症状が起こることがあります。

デング熱に対する特効薬はなく、安静を保ちます。解熱剤は出血症状を悪化させることがるので、安易に使用しないようにしましょう。

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