紅花のポリフェノール成分に血管の硬化抑制作用

染料や食用油の原料になるベニバナ(紅花)の種子に多く含まれるポリフェノール成分に、血管の硬化を抑える働きがあることが、味の素健康基盤研究所と京都府立医大福島県立医大の共同研究で分かった。
心筋梗塞や狭心症、脳卒中など動脈硬化による疾患の予防に役立つと期待される。13日から大阪で開かれた日本動脈硬化学会で発表された。

研究グループは、ベニバナの種子に多く含まれる2種類のポリフェノール(クマロイルセロトニン、フェルロイルセロトニン)に着目。動脈硬化症を自然に発症するウサギにこの成分を食べさせると、血管年齢(血管の硬さ)の指標となる脈波伝播(でんぱ)速度(脈が伝わる速さ)の上昇が抑えられることを確かめた。

また、この成分は血管の内側で、強い抗酸化作用により炎症反応などを抑え、血管組織の硬化を抑制していることが、マウスを使った実験から示唆された。

さらに、味の素の男性社員20人に、この成分を4週間摂取してもらったところ、血管年齢が高めの14人では摂取前よりも脈波伝播速度が下がり、ヒトでも血管の柔軟性を維持する効果がある可能性が示された。

2種類のポリフェノール成分は1キロの種子に約3グラム含まれており、含有率は米やトウモロコシの100倍以上。ベニバナの種子はエチオピアでは一般的に食用とされ、韓国や日本でも一部で食べられているという。(Sankei Web)

ポリフェノールとは?
ポリフェノールは、植物が光合成でつくる糖分の一部が変化したものです。ポリフェノールの種類は約300種におよび、複数の水酸基(OH基)が結合したベンゼン環をもっているのが特徴です。
このOH基は活性酸素やフリーラジカルといった有害物質を捕らえて、安定した無害な物質に変える作用があります。このため、ポリフェノールは強力な抗酸化作用があります。

また、脂肪燃焼を促進する効果、血栓を予防して血液をサラサラにする効果、血管を守る作用、血流を改善する作用など、さまざまな健康効果があることがわかっています。

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