慢性骨髄性白血病の治療薬「グリベック」の効き方を遺伝子診断

財団法人・癌研究会の癌化学療法センター東京大学医科学研究所などの研究チームは、慢性骨髄性白血病の治療薬「グリベック」(一般名イマチニブ)の効き方を遺伝子で事前に診断する基盤技術を開発した。
切除したがん組織から抽出した10―20種の遺伝子で見極める。他の抗がん剤への応用も目指す。

グリベックの効果のある患者とそうでない患者を30人以上選び、病巣からがん細胞だけを切り出して2万種以上の遺伝子を抽出した。少量の検体から確実に見分けられるように各遺伝子を増幅しながら薬の感受性との関係を解析した。(NIKKEI NET)

慢性骨髄性白血病について
急性骨髄性白血病では、未熟な白血病細胞が増殖しますが、慢性骨髄性白血病では、いろいろな成長段階の細胞が増加するため、症状の現れ方も緩やかです。

初期には無症状のことが多く、血液検査で白血球数が増加していることで発見されるケースもあります。白血球のうち未成熟な芽球の割合が増加するにつれて、全身倦怠感、疲れやすさ、体重減少などの症状が現れてきます。

また、脾腫(脾臓の腫れ)にともなう腹部膨満感がみられることもあります。
さらに芽球が増えると、歩屋根リンパ節に腫瘤を形成したり、脳脊髄や髄膜にも白血病細胞が浸潤します。

最近発売された、異常細胞にのみ作用するグリベックという内服薬で高い効果が得られます。
そのほか、従来の化学療法やインターフェロン療法を用いる場合もあります。全身状態が良好な50歳以下の患者では、適合ドナーを見つけ、骨髄移植を行なうことが最善策となります。

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