うつ病の早期発見に向け、開業医も診断研修へ:厚生労働省

厚生労働省は、内科などの開業医が専門外のうつ病についても適切な診断ができるよう2008年度から全国で研修事業を実施する方針を固めた。08年度予算の概算要求に盛り込む方向。

眠れない、だるいなど心身の調子が悪いと思っていてもすぐに精神科にかかる人は少なく、症状を悪化させているとの指摘がある。身近な開業医ならば比較的気軽に診察が受けられるため、専門医以外は見過ごすことがあるうつ病を早期発見し、専門医を紹介するなど適切な治療に結び付ける狙い。

近年、職場での能力主義導入など社会的ストレスが増えるにつれうつ病が増加。自殺を図った人がうつ病などの精神疾患の状態にある場合が目立つとの研究もあり、年間3万人を超えて高止まりしている自殺者を減らす効果も期待している。

研修は地域の医師会などの協力を得て、精神科医らが(1)症状などの基礎知識(2)診断するときの留意点−を講義することなどを想定。(SHIKOKU NEWS)

うつ病について
うつ病という病名から、感情面のみの病気と思われがちですが、実際は身体症状も現れるのが特徴です。1日中、気分の落ち込みがありますが、とくに朝方にひどく、夕方にかけて軽くなっていく傾向があり、これを日内変動といいます。

睡眠障害はほとんどの患者が訴える症状で、全く眠れない、寝付いてもすぐに目が覚める、朝早く目が覚めるなどのタイプがあります。食欲も低下し、味気なく感じます。そのため、体重が減少することもあります。睡眠欲と食欲は、逆に異常に高まり、過眠や過食になる人もいます。

精神的症状としては、決断力が鈍り、仕事に対する意欲や趣味に対する興味もわかなくなります。気持ちが落ち着かなくなり、イライラして、不安や焦りも強くなります。動作は緩慢になり、ひどくなると、意識があるのに身動きができなくなる(昏迷)こともあります。

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