中年太りで心筋梗塞のリスクが増大:厚生労働省研究班

若い時やせていて、体重が10キロ以上増えた人は、心筋梗塞などになりやすいことが、厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター部長)の大規模疫学調査で分かった。肥満そのものの影響は、欧米で知られているよりも小さかった。

研究班は1990年から93年にかけて、全国9地域の40〜69歳の男女約9万人を登録し、2001年末まで追跡調査。この間に男性399人、女性119人が心筋梗塞などの虚血性心疾患を発症した。

体重を身長(メートル)の二乗で割った体格指数(BMI)で7グループに分け、発症との関連を調べたところ、男性はBMI30未満まではあまり差がないが、30以上の人は23以上25未満の人の1.8倍のリスクだった。女性は30以上でもリスクが上がらなかった。

さらに20歳の時のBMIや体重の増減との関連を分析。20歳の時のBMIが21.7未満の男性で、調査時までに体重が10キロ以上増加した人は、増減5キロ以内の人の2倍のリスクだった。
逆に20歳時に21.7以上だった男性は、10キロ以上減った人でリスクが高い傾向が見られた。(時事通信社)

心筋梗塞とは?
冠状動脈の内腔がふさがって血液が流れなくなり、心筋が酸素不足になって壊死に陥り、はたらかなくなった状態を心筋梗塞といいます。不安定狭心症から起こる場合と、前触れも無く突然胸痛が出現し、発症する場合があります。

胸部に締め付けられるような激痛が走るのが心筋梗塞の特徴的な症状です。狭心症に比べてはるかに強いもので、継続時間も長く、おさまっても再発するという断続的な痛みの場合もあります。
冷や汗や吐き気、嘔吐をともない、ときにはショック状態に陥ったり、重い不整脈が起こり、生命に関わります。

心筋梗塞は前記のような特徴的な強い持続性の胸痛と、心電図の所見、血清酵素の上昇から診断されます。ただし、心臓の後ろ側の心筋梗塞など一部では、診断が難しいこともあります。
このような場合には心エコー検査で心筋の壁運動を観察して診断の補助とします。

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