高脂血症治療薬でアルツハイマー病の発病リスクが減少か

コレステロール値を下げる高脂血症治療薬のスタチン系薬剤には、アルツハイマー病になるリスクを下げる効果があるかもしれない。米ワシントン大グループが、米医学誌ニューロロジーに発表した。

グループは認知能力が正常な65〜79歳の110人について、死後、脳を調べた。その結果、スタチンを飲んでいた人はそうでない人に比べて、アルツハイマー病患者の脳に特徴的な、細胞の外にたんぱく質がたまる「老人斑」や、細胞の中にたんぱく質がたまる「神経原線維変化」が少なかった。こうした変化が進むと、神経細胞が死に、記憶障害などが起こると考えられている。

スタチンによる高脂血症改善が、アルツハイマー病発病のリスクを下げるという報告はこれまでもあった。スタチンは近年、血管の炎症を抑える効果が注目されており、高脂血症の予防と炎症抑制がともにアルツハイマー病の予防と関係しているのではないかとグループはみている。(asahi.com)

アルツハイマー病について
脳の神経細胞に変性が生じて、記憶障害などの痴呆症状が現れてくる病気で、日本人の痴呆の30%を占めるとされています。60歳過ぎの人に多いですが、50歳代で発症する人もいます。

食事をしたことを忘れてしまうなど、覚えたばかりのことを忘れてしまう記憶障害、今日が何日なのか、自分のいる場所がどこなのか、家族が誰なのかなどがわからない見当織障害、ものの名前や使い方がわからなくなる、着替えなどができなくなるなどの失識・失語・失行が起こり、夜に徘徊したり、怒りっぽくなるなど、行動や人格にも変化が現れます。
進行して、萎縮が脳全体に及ぶようになると、運動能力が低下し、寝たきりになることもあります。

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