薬剤耐性マラリアに有効な物質を確認:特効薬の開発に期待

岡山大大学院医歯薬学総合研究科の綿矢有佑教授(薬学)のグループが、薬剤耐性のあるマラリアに有効な物質の開発に成功したと発表した。09年から臨床試験を実施する。
この物質を使った新薬が開発、量産されれば、1錠数十円程度での提供も可能という。

マラリアは熱帯・亜熱帯のハマダラ蚊を媒介してマラリア原虫が体内に入り、発熱や貧血などを起こす感染症。重症化すると死亡する。治療には「クロロキン」などの特効薬があるが、1955年ごろから、薬剤耐性を持つマラリアが現れるようになった。

綿矢教授らは、5000の化合物で実験した際、炭素、酸素、水素が結びついた「環状過酸化化合物」の一種に、マラリア原虫を死滅させる効果があることを確認。薬剤耐性を持つマラリアに感染させたネズミなどで実験したところ完治し、副作用もみられなかった。

綿矢教授は「被害はアフリカなどの発展途上国に多い。少しでも安価な治療薬の開発につなげたい」と話している。(毎日新聞)

マラリアについて
マラリア原虫がいるハマダラ蚊に刺されると、マラリア原虫が体内に入り繁殖して赤血球を破壊します。症状としては、1ヶ月以内の潜伏期間を経て、発熱、貧血、脾臓の腫れが起きます。

ときに異常高熱、意識障害、けいれん、腎不全、脳炎、心不全などといった生命にかかわる合併症が起きることがあります。

早期に適切な治療をすれば治る病気です。マラリア原虫に対してはキニーネ、クロロキンなどを服用します。

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