病院の実力を正しくはかるために、国立循環器病センターは、約30の国立病院機構の病院に呼びかけ、心筋梗塞や脳卒中の患者を対象にした新しい評価システムづくりを始める。
手術の成功率や患者の死亡率では、重症患者が集まる病院ほど表面的な成績が下がる矛盾があった。約2年かけて重症度や治療内容など必要なデータを分析し、客観的な判断ができるように指標を絞り込む。
同センターと各病院をインターネットで結んだ患者登録システムをつくり、治療成績に影響する指標を探し出す。登録する項目は、患者の年齢や既往症、重症度を示す検査データ、投薬やカテーテル治療の有無、治療開始までの時間など約100項目にのぼる。
10年3月までに治療を受ける心筋梗塞患者2000〜3000人、脳卒中患者4000〜5000人を対象にする。(asahi.com)
心筋梗塞について
狭心症がさらに進行して、心筋に酸素を補給している冠状動脈がつまり、心筋が壊死した状態が心筋梗塞です。40歳代から発症率が高くなり、50〜60歳代がピークです。
大部分は、動脈硬化によって内側が狭くなっている冠動脈に血液の塊(血栓)が詰まって起こりますが、冠状動脈の一部に球に痙攣が生じて起こる場合もあります。
症状は突然の激しい胸痛で始まります。締め付けられるような激しい痛みや圧迫感のために冷え汗を流し、安静にすることができません。ときには意識を失うこともあります。
狭心症によって命を落とすことはほとんどありませんが、心筋梗塞は生命に関わる危険な状態です。
