血液検査でアルツハイマー病の発症リスクを特定も

軽度の認知症を患う人の中でどの人がアルツハイマー病を発症するかどうかを血液検査によって特定できるようになるかもしれない。医学誌「ネイチャー・メディスン」に1掲載された論文によると、研究者らはアルツハイマー病に関連する18個のたんぱく質を発見した。このたんぱく質が検査の一部を担う可能性がある。

調査は米スタンフォード大学のトニー・ウィスコレイ准教授(神経学)が中心になって実施し、同氏は血液検査の開発で米サトリス(サンフランシスコ、未公開)の設立も支援した。

米国にはアルツハイマー病患者が約450万人いる。アルツハイマーは記憶や話す能力が損なわれる進行性の脳の病気。どの患者がアルツハイマー病を患っているかを医師が特定するのが難しいことから、新たな治療薬の研究は遅れている。現時点でアルツハイマー病を確認できる手段は検視解剖だけだ。(Bloomberg.co.jp)

アルツハイマー病について
脳の神経細胞が急激に破壊される認知症です。ついさっきのことを忘れるなどの記憶障害から始まり、症状は緩やかに進行します。初期には運動麻痺などの神経症状を伴わないのが特徴ですが、妄想などの症状は、比較的早く現れます。運動機能が保たれている分、徘徊などの行動が問題となります。

脳の神経細胞の病的な破壊が進み、神経が萎縮していくことが原因です。
アルツハイマー病になると、アミロイドベータという異常たんぱく質がたまることが突き止められてから、これを標的とする治療法の開発が進んでいます。