がん細胞の死滅を誘導する新たな遺伝子を発見:ソウル大学

ソウル大学の研究チームが細胞死滅を誘導する新たな遺伝子を見つけることに成功した。新しいがん治療法を開発することができるきっかけとなったものだと学界は評価している。
研究結果は、ネイチャーの姉妹誌であるネイチャーセルバイオロジーの電子版に掲載された。

同大学のチョン・ヨングン生活科学部教授チームは細胞内ミトコンドリアで作られるアデニル酸キナーゼ2(AK2)というタンパク質(酵素)が細胞死滅を調節するという事実が分かったと、明らかにした。特に肝臓がん細胞からAK2遺伝子機能が除去された事実を初めて確認したと伝えた。

チョン教授は論文の第1著者であるイ・ホジュン博士とともにミトコンドリアに存在するAK2タンパク質が細胞質に出て細胞死滅を誘導するという事実を明らかにした。
ミトコンドリアは細胞が活動できるようエネルギーを生成する細胞内小器官だ。チョン教授チームはまた、AK2タンパク質が活動ができないかタンパク質の数が少ない場合、細胞が死滅できないという事実を見つけ、多くの種類の人間の肝臓がん細胞株からAK2遺伝子による細胞死滅信号伝達体系が損傷されていることを確認した。

チョン教授チームは肝臓がん細胞にAK2遺伝子の機能を復旧させれば肝臓がん細胞が抗がん剤によって効果的に死ぬという事実も明らかにした。(中央日報)

肝臓がんについて
肝臓にできるがんの9割を占めているのが、肝細胞に発生する肝細胞がんです。一般に肝臓がんといえば肝細胞がんのことをいいます。
発症初期は、全身倦怠感、腹部膨満感、上腹部痛、食欲不振などがみられます。
進行すると、腹水や黄疸、体重減少をきたします。さらに、肝臓がんが破裂したり消化管出血が起こると、突然の腹痛と貧血状態におちいります。

肝臓がんの診断に際しては、GOT、GPT、腫瘍マーカー(AFP)など各種の血液検査のほか腹部超音波やCT、腹腔鏡、MRIなどさまざまな検査が行われます。また、確定診断のためには肝生検が必要となります。

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