膵臓がん、抗がん剤「ゲムシタビン」と「S-1」の併用で延命効果

末期の膵臓がん患者に、標準的に使われている抗がん剤に別の抗がん剤を組み合わせた治療をすると、発見からの生存期間が約6か月から約10か月に延びることが、国立がんセンターなどの臨床試験で明らかになった。

膵臓がんは発見時に手術ができない末期がんが多く、治療の難しいがんとして知られており、延命効果が期待できる治療法として注目を集めそうだ。

同センターなど10か所の医療機関は、末期で転移のある膵臓がん患者54人を対象に、膵臓がん治療での標準的な抗がん剤「ゲムシタビン」と、別の抗がん剤「S-1」を併用した臨床試験を実施。その結果、ゲムシタビンの単独使用に比べて4か月の延命効果が確認された。

がんが半分以下に縮小する効果が出たのは24人(44%)と半数に近く、反対に治療開始から1か月後にがんが2割以上大きくなった患者は2人(3・7%)にとどまった。

同センター中央病院の奥坂拓志医長は「期待以上の延命効果。がんが小さくなって痛みが減る患者もあり、膵臓がんの有望な治療法になるだろう」と話している。(YOMIURI ONLINE)

膵臓がんについて
膵臓がんは、膵頭部にできるものが最も多く、全体の約7〜8割を占めます。すい臓の周囲には重要な臓器や血管が多いため手術は困難で、死亡率の高いがんといえます。

かつてはあまり多い病気ではありませんでしたが、近年は食生活の欧米化に加えて、診断技術の進歩によりすい臓がんと診断される患者さんが増え、増加の一途にあります。

初期にはほとんど自覚症状はありませんが、症状として最も多いのは、上腹部の不快感と痛みです。進行すると食欲不振や体重減少、全身の倦怠感などもみられるようになり、黄疸も出てきます。

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