パーキンソン病治療薬「E2007」の承認申請を延期へ:エーザイ

世界で最も売れている認知症薬「アリセプト」を製造するエーザイは、今年度中を計画していたパーキンソン病治療薬E2007(一般名:perampanel)の欧米での承認申請を延期する。これまでの試験で十分な効果が見られなかったなどとして、解析・試験を重ねてあらためて申請を目指す。

これまでの試験結果で、パーキンソン症状が現れる時間の短縮について本剤投与群とプラセボ(偽薬)投与群との間に「差が認められなかった」としている。

エーザイは、本剤の良好な安全性などは確認されたとして、試験の詳細な解析を進める。その結果を現在進めている試験に反映させて、パーキンソン病への有用性をより明確にしたいとしている。

クレディ・スイス証券の酒井文義アナリストは、エーザイのパーキンソン病治療薬の欧米申請延期について「残念な結果であり、実質的には開発は難しくなったとも言える」と指摘した。(Bloomberg.co.jp)

パーキンソン病とは?
中脳黒質のドパミン神経細胞が変性・脱落する進行性の脳の変性疾患です。発病原因は不明ですが、脳内でのドパミンの不足が様々な運動障害を引き起こすと考えられています。

パーキンソン病は、神経変性疾患においてはアルツハイマー病についで患者数が多く、振戦(ふるえ)、筋固縮、無動、姿勢反射障害の4大症状が特徴です。

日本における患者数は、平成17年度厚生労働省患者調査より約14万5000人と推計されていますが、50〜60歳代で発症することが多く、高齢化に伴って患者数は増加しています。

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