勃起不全(ED)治療薬が突発性難聴の原因になる恐れ:FDAが警告

FDA(米国食品医薬品局)は、勃起不全(ED)治療薬の「バイアグラ」「シアリス」「レビドラ」などが、突発性難聴の原因になる恐れがあると警告、その趣旨をラベルに表記するよう関連メーカーに指示した。ただ発症者は少数という。

FDAによると、これらのED治療薬を服用している患者のうち難聴や耳鳴り、目まいがしたという報告が、これまでに29件あった。片方の耳だけが聞こえなくなった人もいるという。
報告者の3分の1は一時的に聞こえなくなった。ED治療薬との明らかな因果関係は分かっていないとしている。

FDAのジャネット・ウッドクック博士は「聴力の低下を年齢のせいと考えて、ED治療薬を服用していても、医師に相談しようと思わない患者がいるかも知れないと考えた。耳が聞こえなくなるような症状が発生したら、服用を直ちに中止し受診してほしい」と話している。(くまにち)

突発性難聴
何のきっかけもなしに突発的に耳の聞こえが悪くなるもので、片側の耳の起こることが多いとされています。耳鳴りや耳がふさがった感じをともない、患者さんの約4割にぐるぐる回る回転性のめまいを感じる症状がみられます。
内耳の循環障害やウイルス感染などが原因ではないかといわれていますが、まだはっきりしていません。

確立された治療法はまだありませんが、副腎皮質ホルモン薬や循環・血流改善薬、ビタミン製剤などが用いられます。発症後、早く治療しないと聴力の回復が難しくなるので、早急に受診します。