厚生労働省は、適正な流通管理の条件を付けて、国内初の小児用ADHD(注意欠陥・多動性障害)治療薬「コンサータ錠」(一般名・塩酸メチルフェニデート)の製造販売を承認した。
コンサータは、米ジョンソン・エンド・ジョンソングループのヤンセンファーマ社が開発した、塩酸メチルフェニデートを有効成分とする放出制御型の徐放剤。浸透圧を利用した独自の製剤技術を採り入れており、薬物が持続的に血液中に放出される。
1日1回の服用で、有効成分の血中濃度が約12時間にわたって維持される。ADHDの主症状である不注意や多動性、衝動性のいずれにも改善効果がある。
日本ではコンサータと同じ有効成分の難治性うつ病やナルコレプシーの治療薬「リタリン」による依存症が社会問題化している。このため厚労省と製造販売会社のノバルティスファーマ社はリタリンの効能・効果の一部削除と流通管理体制を厳しくすることで合意している。
注意欠陥・多動性障害(ADHD)
不注意、過活動、衝動性を特徴とするもので、7歳前に発症する持続性の障害です。
約4%の子供にみられますが、男子に圧倒的に多いといわれています。
興味のあることには集中できますが、嫌いなことやよくわからないことにはほとんど関心を示さず、落ち着きがありません。1つのことを続けてやることが困難で、不注意による失敗をしやすく、人の話を聞いていることも苦手です。
