果物をよく食べる人は脳卒中や心筋梗塞のリスクが低い

果物を多く食べる人は、ほとんど食べない人に比べ、脳卒中や心筋梗塞になる危険性が約2割減ることが、厚生労働省研究班(班長=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)の大規模な調査でわかった。

研究班は1995年と98年、茨城県と新潟県などで、45〜74歳の男女約8万人を対象に、食習慣に関するアンケート調査を実施。野菜と果物の1日当たりの摂取量を基に4グループに分け、2002年までの追跡調査で、がんや脳卒中、心筋梗塞を発症した人の割合を比較した。

その結果、果物を食べる量が最も多いグループ(1日当たり平均約280グラム摂取)は最も少ないグループ(同約35グラム)に比べ、脳卒中や心筋梗塞などを発症する危険性が19%下がるなど、果物を食べる量が多いグループほど、発症する人の割合が減る傾向が見られた。 280グラムは大きめのリンゴ1個、35グラムはミカン半分にあたる。

研究班の坪野吉孝・東北大教授(疫学)によると、果物に含まれるカリウムや抗酸化物質は、血圧を下げたり動脈硬化を予防したりする働きがあるという。(YOMIURI ONLINE)

脳卒中とは?
高血圧症でいつも動脈に高い圧力がかかっていれば、脳の細い動脈が疲労して、突然詰まったり、出血することがあります。また、動脈硬化があれば、脳の比較的太い血管が詰まることがあります。

そうなると、血液の循環に障害が起こり、酸素や栄養が脳に届かず、その働きが低下したり脳細胞が死亡します。それによって運動機能や言語機能が麻痺したりするのが脳卒中です。
いずれも生命の危機が発生します。脳卒中の起こりかたで脳内出血、くも膜下出血、脳梗塞などに分かれます。