ベータカロチンの長期摂取が認知能力の低下を抑制

ニンジンなどの野菜に含まれる抗酸化物質、ベータカロチンを長期間にわたって摂取した男性は認知能力の低下が少ないとの研究結果が、12日発行の米国医学会の専門誌「Archives of Internal Medicine」に掲載された。

研究を発表したのは、ハーバード大学ブリガム&ウィメンズ病院のFrancine Grodstein氏率いる研究チーム。研究チームは、アルツハイマー病などの衰弱性神経疾患の予防に役立つのではないかと期待を寄せている。

ニンジンのだいだい色の元であるベータカロチンは肝臓でビタミンAに分解される。活性酸素による損傷も防ぐ。ホウレンソウ、サツマイモ、コリアンダーなどにも含まれる。

短期間のグループには、ベータカロチンを摂取した人と偽薬を摂取した人の間に認知能力の違いは認められなかった。一方、長期間のグループでは、ベータカロチンを摂取した人の方が、偽薬を摂取した人より認知能力テストの成績が明らかに良かった。(AFP)

ベータカロチン
しょくぶつの黄色や赤の色調を持つ、脂溶性色素をカロチノイドといいます。カロチノイドは、体内に取り入れるとビタミンAに変わるので、ビタミンAの前駆物質、プロビタミンAと呼びます。
プロビタミンAのなかでも食品に多く含まれ、最もよくはたらくのがベータカロチンです。

ベータカロチンは、体内ですぐにビタミンAになるのではなく、必要量だけ徐々に変換されます。変換されないベータカロチンには、活性酸素の生成を抑制する作用があることがわかっています。

活性酸素は強力な酸化作用を持ち、老化を早めたり、がんを誘発するなどのさまざまな悪影響を身体に及ぼします。人体の酸化防止機能はは年齢とともに衰えていきますので、栄養として摂取できる抗酸化物質のベータカロチンには期待が寄せられています。

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