メタボ予防成分「レスベラトロール」を効率的に製造:医薬品応用も

ブドウなどに含まれるポリフェノールの一種で抗酸化性に優れ、メタボリック症候群(内臓脂肪症候群)などの予防効果があるとされている物質を効率的に製造する技術を、滋賀県長浜市のバイオベンチャー企業が開発し、16日に長浜バイオ大で開かれたシンポジウムで発表した。健康補助食品として製品化を進めており、将来的には医薬品研究、開発での利用が期待されるという。

「レスベラトロール」と呼ばれる植物成分で、抗酸化性物質を使った食品原料などの開発を手がけるシードライフテックが、ブドウの種子の発芽過程で、体内への吸収度が高まる水溶性のレスベラトロールを高濃度で作ることに成功した。

レスベラトロールは、サルやマウスの実験で、寿命を延ばしたり、肥満抑制に関係する遺伝子を活性化させる機能があることを、米・ハーバード大などの研究者らが科学専門誌で発表している。
しかし、ブドウの種子中の含有量が1%程度と少なく、効率的に抽出するのが難しいほか、脂溶性のため体に吸収されにくいとされていた。

シード社は、種子を温度や酸素量など一定の条件で発芽させることで糖分と結合させ、短時間で水溶性のレスベラトロールを生成させた。発芽前の種子には数個しかない結合体が発芽後は数千個に増える、としている。(京都新聞)

ポリフェノールについて
ポリフェノールは、植物が光合成でつくる糖分の一部が変化したものです。
ポリフェノールの種類は約300種におよび、複数の水酸基(OH基)が結合したベンゼン環をもっているのが特徴です。このOH基は活性酸素やフリーラジカルといった有害物質を捕らえて、安定した無害な物質に変える作用があります。このため、ポリフェノールは強力な抗酸化作用があります。

また、脂肪燃焼を促進する効果、血栓を予防して血液をサラサラにする効果、血管を守る作用、血流を改善する作用など、さまざまな健康効果があることがわかっています。

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