自然に骨とフィットするチタン合金製人工関節

周囲の骨と自然に一体化するチタン合金製人工関節の実用化技術を、中部大と京都大、金沢医科大の共同研究グループが確立した。この技術は日本メディカルマテリアルが厚生労働省の認可を受け、10月から医療現場で使用が始まっている。

研究グループは1994年、チタン合金に水溶液処理や加熱処理を加えると、体液中で骨と同じ成分を持つ膜をつくり出すことを発見。動物実験などを繰り返し、チタン合金にできた膜を骨と完全に一体化させることに成功した。2000年からは科学技術振興機構の支援を受け、チタン合金製人工関節の臨床治験を京都大や金沢医科大で実施し、成果を確認した。

骨と一体化する技術では、セラミックが人工骨として利用されているが、強度不足のため人工関節への技術活用には至っていない。人工関節には、チタン合金製がこれまでも使われているが、従来の技術では結合が不十分なため、10−15年程度で交換が必要だった。

新技術を用いれば、長期間使用できるのが特色。従来の人工関節とほぼ同程度の費用で提供できるといい、高齢による変形性股関節症などへの有効な治療手段として注目される。(中日新聞)

変形性股関節症とは?
股関節は、球形の大腿骨頭が、骨盤にある臼蓋にはまり込み、そのなかで自由に動く仕組みになっています。変形股関節症は、大腿骨頭の関節軟骨が加齢とともに擦り減り、臼蓋と直接触れ合うようになるために痛みが引き起こされるものです。

症状は、最初は時々股関節が痛みますが、休めば治る程度です。それを放置していると中高年になってから、しょっちゅう痛むようになります。
歩くと痛みが増して、休むと治りますが、そのころには股関節の運動も制限されてきます。

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