喫煙者の糖尿病発症リスクは吸わない人の1.44倍

「たばこを吸う人が糖尿病にかかるリスクは、吸わない人の1.44倍」−。スイス・ローザンヌ大学の研究チームは米国医師会(AMA)の機関誌最新号でこんな調査結果を発表し、愛煙家に警鐘を鳴らした。

ローザンヌ大のウィリ教授らの研究チームは、過去に公表された喫煙と糖尿病の関係に関する25の調査を分析。最大で過去30年さかのぼり、約4万6000人の糖尿病患者を含む120万人のデータなどを調べた。

その結果、1日に1箱(20本)以上吸うヘビースモーカーが糖尿病にかかる恐れは、吸わない人の1.61倍。また、禁煙に成功した人でも1.23倍になることを突き止めた。研究チームは、喫煙が血糖値を下げるインスリンの働きを低下させる可能性があるとみている。(jiji.com)

糖尿病について
膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが不足したり、インスリンの作用が低下する病気です。インスリンには、血液中のブドウ糖を細胞に取り込み、エネルギー源として筋肉に蓄えたり、脂肪として長期的に貯蔵するのを促進するはたらきがあります。

インスリンの作用が低下すると、血液中のブドウ糖が細胞で利用されないため、血液中の濃度が上昇し(血糖値が上がり)、尿中にも糖が混じるようになります。

糖尿病が進行すると、細小血管がおかされ、糖尿病網膜症糖尿病腎症、糖尿病神経障害などの合併症が現れます。また、メタボリック症候群と呼ばれる病態に加え、禁煙などの危険因子が重なると、動脈硬化を基盤とした大血管障害を合併し、脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こします。

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