乳がん細胞悪性化の仕組みを解明:大阪バイオサイエンス研究所

乳がん細胞が悪性化して転移しやすくなる仕組みを、大阪バイオサイエンス研究所の佐辺寿孝部長(分子生物学)らのグループが解明し、16日付の英科学誌ネイチャー・セル・バイオロジー電子版に発表した。

GEP100と呼ばれるタンパク質が、2種類のがん関連物質と連携することで悪性化が引き起こされていた。佐辺部長は「この連携を邪魔することができれば新たな抗がん剤開発につながる」と話している。

グループはがん細胞の増殖に関係する上皮成長因子(EGF)受容体に着目。受容体の根元にGEPがくっつくと、細胞内に眠っていてがんの悪性度にかかわるArf6という物質が活性化しやすくなることを突き止めた。

初期の乳がん細胞は乳腺にとどまっているが、進行すると悪性化してリンパ節などに転移する。ただ詳しい仕組みはこれまで不明だった。(shikoku.news)

乳がんについて
日本は欧米に比べて乳がんが少ないといわれてきましたが、近年は増加傾向にあり、毎年2万人を超える人が乳がんにかかっています。女性特有のがんと思われがちですが、患者の約1%は男性です。

女性の場合は、以下に当てはまる場合がハイリスクの傾向としてあげられています。
1.独身者 2.出産経験がないか少ない 3.第1子高齢出産者(30〜35歳) 4.初潮が早い(11歳以下)5.近親者に乳がんになった人がいる 6.閉経が遅い(55歳以上) 7.乳腺の病気の既往歴 8.肥満 9.タンパク質、脂肪の摂取が多い

乳がんの場合、他の多くのがんと違って全身症状はなく、最も多いのは乳房のしこりで、乳がん患者の90%以上の人にみられます。そのほかには、乳頭からの分泌物、乳房のえくぼやひきつれなどの皮膚の変化、腋の下のしこり、腕のむくみなどがみられます。

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