子宮頸がんの予防ワクチン:年内にも承認の見通し

世界で若い女性のがん死因の2位を占め、日本でも増加中の子宮頸がんで、外資系製薬大手が申請中の予防ワクチンが早ければ年内にも承認される見通しであることが明らかとなった。
予防ワクチンの承認を申請しているのは、英グラクソ・スミスクライン(GSK)と、米メルク子会社の万有製薬の2社。

子宮頸がんの主な原因は、性交渉によるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染とされている。HPVはありふれたウイルスであり、7〜8割の女性が一生のうち一度はHPVに感染する。たいていは自然消滅するが、持続感染で何年かたってがんを発症することがあるという。

GSKと万有製薬が申請中のワクチンは、約7割のHPV感染を予防するという。2万人以上を対象にした海外の臨床試験で5年間感染を防ぐことが確認されている。06年6月の米国をはじめ各国で承認が相次いだ。米国や豪州では、保険未加入の子供や12〜26歳の女性が無料で予防接種を受ける制度を導入ずみだ。

2社は日本人の治験データを収集中で、年内にも提出する見込み。厚生労働省は「国内データがそろい次第、各国で承認が相次ぐ状況を視野に慎重かつ迅速な審査をする」とし、近く日本でもワクチンが導入される見通し。(産経新聞)

子宮頸がんについて
子宮の頚部にできるもので、子宮がん全体の約65%を占めるほど発生率の高いがんです。
初期は無症状のこともありますが、不正性器出血、おりものがみられます。進行すると出血が持続的になり、おりものも膿性になり悪臭を伴います。さらに進行すると、骨盤の神経が置かされて腰痛が起こったり、膀胱や直腸に広がって排尿困難が生じるようになります。

子宮頸がんの診断は、まず細胞診を行ないます。面貌などで子宮頚部の細胞を擦り取って、がん細胞の有無を調べます。異常があれば、コルポスコープ(膣拡大鏡)で観察し、頚部の一部を採取して組織を調べます。この段階で、どの程度進行しているかなどがわかります。

出産を希望する人、妊娠中で早期がんの人には、子宮頚部だけを円錐状に切り取って子宮を保存する方法(円錐切除術)が用いられます。

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。