糖尿病に米ぬかのフェルラ酸が効果:和歌山県立医科大など

和歌山県工業技術センター県立医科大などは、米ぬかから製造したポリフェノールの一種の「フェルラ酸」を糖尿病のラットに与え続けることで、腎臓の症状の進行を防ぐ効果を確認したと発表した。

糖尿病を発病しているラットに、通常の餌とフェルラ酸を0・2%含んだ餌をそれぞれ与え、12週間後の病気の進行状態を観察した。その結果、フェルラ酸を与えたラットは、尿たんぱくの量が通常の餌のラットの半分以下になり、腎臓の障害にかかわるTGF―β遺伝子の発現量も少なかった。また、このラットの腎臓組織を顕微鏡で調べたところ、損傷がなかったとしている。

谷口部長は「フェルラ酸は様々な分野で研究が進んでおり、医学の面でも活用の可能性が広がった」といい、同医科大では「フェルラ酸を用いることで糖尿病腎症の発症を防止する効果があることが確認されたのは世界で初めてと思う。今後、研究を続けていきたい」としている。 (YOMIURI ONLINE)

糖尿病腎症とは?
糖尿病腎症は糖尿病の3大合併症のひとつです。糖尿病のコントロールが悪く、高血糖状態が長い間続いていると、腎臓の糸球体の毛細血管に障害が起きてきます。
そのため腎機能が低下して、尿の中にたんぱくが出てきたり、高血圧やむくみなど腎炎と似た症状が起こります。進行すると、腎不全から尿毒症となり透析が必要になります。

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