カルシウムに制がん作用:胃がん細胞に対する効果が顕著

崇城大大学院応用生命科学研究科の上岡龍一教授の研究チームが、がんの治療にカルシウムが役立つ可能性があることを細胞レベルの実験で確認した。上岡教授は「カルシウムの制がん効果やメカニズムを実証したのは世界で初めて」としている。

胃がん、大腸がん、肝臓がんの三種の細胞にカルシウムイオンを加える実験を実施。その結果、加えていないものに比べ、カルシウムイオンが水一リットル当たり四百八十〜八百六十ミリグラムの濃度で、胃がんは75%前後、大腸がんは40〜60%、肝臓がんは10〜20%、がん細胞の増殖が抑制され、胃がん細胞に対する効果が顕著だったという。

研究チームは、プラスイオンであるカルシウムイオンが、がん細胞膜のマイナスイオンの脂質分子と結合。その運動を抑え、細胞のアポトーシス(細胞の自殺死)を誘導して増殖を抑制しているのではないかと分析している。

また、胃がん細胞膜の脂質分子が最もマイナスイオンを含んでいるため、胃がん細胞への抑制効果が高かったのではとしている。(くまにち)

胃がんについて
胃がんは日本人に発症するがんのなかで、最も多いがんです。40歳代から増え始め、60歳代が最も多くなります。男女比は、ほぼ2:1と男性に多くみられます。
以前は、死亡率もトップでしたが、近年は低下しています。これは健康診断などで、胃がんの約60%が早期のうちに発見されるようになったためです。早期胃がんは、適切な治療をすることで、90%程度は完治します。

がんが進行すると、病変部に潰瘍をつくるため、胃の痛みや出血といった症状が現れます。激痛ではなく、みぞおちに焼けるような痛みを感じます。
胃炎や胃潰瘍の痛みとの区別は難しいのですが、胃がんの場合は食後に痛むことが多いとされています。また、食事がのどを通りにくくなる、胃が重いなどの症状が出てきます。ただ、がんが進行しても症状が出ないこともあります。

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