椎間板変性の患者に再生医療:東海大が臨床研究を開始へ

東海大は、重い腰痛などの原因となる椎間板変性の患者を対象にした再生医療の臨床研究を今春から始めると発表した。背骨をつなぐ椎間板にある細胞を骨髄液内にある幹細胞で活性化させてから患者に戻す手法で、1月に厚生労働省に承認された。

責任者の持田譲治・同大医学部教授(整形外科)によると、3年計画で、腰椎椎間板ヘルニア腰椎分離症、腰椎椎間板症に苦しむ20歳以上、30歳未満の患者10人を対象にする。
こうした患者は傷んだ椎間板を摘出して、その代わりに骨盤の骨を入れて固定する手術を受けるが、しばしば隣接する椎間板も変性が進む。

臨床研究では、この摘出した椎間板から、変性を抑制する働きを持つ髄核細胞を利用。患者本人の骨髄液中にあって、骨や筋肉などさまざまな組織になる幹細胞とともに、この髄核細胞を一緒に培養して活性化させる。活性化させた髄核細胞を変性を起こしている椎間板に注入し、病状悪化を防ぐのがねらいだ。(asahi.com)

腰椎椎間板ヘルニア
椎間板は、背骨に加わる衝撃を和らげるクッションの役目をしていますが、年齢とともに弾力がなくなると、繰り返し負担がかかったり無理な姿勢をとることで、まわりの線維輪に亀裂が入り、中の髄核が押し出されてくることがあります。この髄核が腰髄の神経根を圧迫して、腰痛やしびれを起こすものが腰椎椎間板ヘルニアです。

ぎっくり腰のように、腰に突然激しい痛みが起こる場合と、徐々に痛みが強くなる場合があります。また、ぎっくり腰を数年前から何度も繰り返しているうちに、腰椎椎間板ヘルニアに移行するケースもあります。

腰痛にくわえて下肢のしびれや痛み(坐骨神経痛)が生じます。体を動かすと痛みが強くなるため、しだいに椅子などに座っている時間が長くなってしまいます。

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