早期がん発見に新型PET向け診断薬:先端医学薬学研究センター

先端医学薬学研究センターと金沢大学、理化学研究所などの共同グループは、早期がん発見に威力を発揮するとされる陽電子放射断層撮影装置(PET)向けの新しい診断薬を開発した。

現在の診断薬とは異なる原理で病巣に集まるため、見落とすことがあった脳腫瘍や前立腺がんの発見率を向上させるのに有効という。改良を進め数年内の臨床応用を目指す。

開発した診断薬は、たんぱく質の断片(ペプチド)に炭素の放射性同位元素を取り付けた構造。がん細胞は増殖時にペプチドを多く取り込む性質があるため、この薬剤を体内に入れるとがんの病巣に集まりやすい。放射性同位元素を目印に、薬剤が病巣に集まっている様子をPETで観察しがんを見つける。(Nikkei.net)

陽電子放射断層撮影(PET)装置について
RI(ラジオアイソトープ=放射性同位元素)を体内に投与し、RIが体外に発する放射線を検出器で測定し、コンピュータ処理して断層画像を得られるようにした検査です。
さまざまなRIを用いて、糖代謝、タンパク代謝、酸素消費量などを調べることができます。

人体組織内の糖代謝を調べる「FDG-PET」が最もよく行なわれています。多くの腫瘍で糖の代謝が亢進することを利用した検査で、非常に小さい段階での腫瘍発見に有用な場合があります。
しかし、RIが高価で半減期が短いため一部の医療機関でしか受けることができないのが難点となっています。

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