患者の約3割が医師にうそをついた経験

病院検索ポータルサイトなどを運営するQLifeが、サイト利用者に対してインターネットを通じたアンケートを実施したところ、患者のおよそ3割は、医師に対して自身の疾患に関する嘘をついた経験があることがわかった。男女別に見ると、嘘をついたことのある男性は22%、女性は34%で、女性のほうが多い傾向があった。

内容は自身の生活習慣や症状、服薬についてが多く、既往歴や重複受診についてはほとんどみられなかった。男性で多かったのは「実際よりも軽く(または重く)症状を申告する」「(実際はタバコを吸うにも関わらず)喫煙習慣がないと答える」などで、女性は「服薬指示違反」「食事内容」「体重」などの内容が目立った。

その理由としては、「薬代が負担となり、良くなっているとうそをついた(40代、女性)」「以前飲んでも効果が感じられなかったため(20代、女性)」「看護師が真剣に指導してくれたので、症状が改善してないとは言いにくかった(40代、男性)」「医師の質問の仕方が傲慢だった(20代、男性)」「太っていたので、体重を少なく申告した(40代、女性)」など、医師が気を配っていれば、回避できたものも多かった。

また、ついた嘘のうち「ばれた(と思われる)」ものは12%。そうでなくても「病状が改善するどころか、かえって悪化した」など、後悔する声も少なくなかった。

全国の医療機関の医師求人情報なら民間医局リクルートドクターズキャリアにご相談を。
ブランクの払拭と医療技術を再確認するために看護師 復職支援セミナーへ参加してみませんか?

「高脂血症」から「脂質異常症」に病名を変更へ:日本動脈硬化学会

日本動脈硬化学会は、心筋梗塞の引き金になるとされるコレステロール・中性脂肪値の異常を診断する新しい指針を公表した。
総コレステロール値を診断の基準にするのはやめ、「悪玉」とされるLDLコレステロール値などで診断するのが柱。病名は「高脂血症」から「脂質異常症」に変更する。

指針の改定は5年ぶり。従来の指針では、総コレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪のいずれかが基準より高いか、「善玉」とされるHDLコレステロール値が基準より低い場合を総称して「高脂血症」と呼んできた。しかし、善玉コレステロール値が低い場合も「高脂血症」と呼ぶのは適当でないとして、病名を変えた。

また、総コレステロール値は血清1デシリットルあたり220ミリグラム以上を「異常」としてきたが、これだと善玉コレステロールだけが多い人も治療対象になってしまう可能性があるため、診断基準から除いた。

新指針では、LDLコレステロールが140ミリグラム以上、中性脂肪が150ミリグラム以上、HDLコレステロールが40ミリグラム未満の場合を「脂質異常症」と診断する。(asahi.com)

LDLコレステロールとは?
コレステロールはLDL、HDL、VLDLの3つの成分に分かれますが、LDLコレステロール(低比重コレステロール)はその中でも最も多く、動脈硬化性疾患の原因となることから、悪玉コレステロールとも呼ばれています。

HDLコレステロールとは?
血液中のコレステロールや中性脂肪などが、たんぱく質と結びついたものをリポたん白といいますが、これを遠心分離機にかけると比重の違いで次のように分かれます。カイロミクロンや、超低比重リポたん白のVLDL、低比重リポたん白のLDL、高比重リポたん白のHDLなどです。
このうちHDLに含まれるコレステロールがHDLコレステロールです。

HDLコレステロールは、動脈内壁にへばりついたLDLコレステロールを取り除き、動脈硬化を防ぐと考えられていることから、善玉コレステロールといわれています。

腸炎細菌「クロストリジウム・ディフィシル」を国内で検出

北米地域で集団感染が相次いでいる死亡率の高い強毒型の腸炎細菌を、国立感染症研究所が国内の患者2人から検出していたことがわかった。

厚生労働省は、国内の医療機関での流行を防ぐため、各医療機関に院内感染防止の徹底を指示、今後、国立感染症研究所を通じて、国内の発生状況の予備調査を行う方針だ。

この細菌はクロストリジウム・ディフィシル。これまで、国内では下痢や大腸炎を引き起こす細菌として知られているが、高齢者や全身状態が悪い場合を除き、死亡することはまれだった。
ところが、カナダなどで2003年ごろから、毒素をたくさん作る強毒型が流行するようになり、ケベック州の12病院では、1703人のうち、約7%にあたる117人が死亡した。
この死亡率は、病原性大腸菌O(オー)157に感染した患者が重い合併症を起こした際の死亡率1〜5%よりも高い。(Yahoo!ニュース)

クロストリジウム・ディフィシルとは?
は大腸に常在している菌(常在菌)の一種で、通常は毒素を産生しません。この菌は多く種類の抗生物質が効かない菌であるため、抗生物質の投与によって他の菌が死滅するとこの菌だけが生き残り異常増殖をし、毒素を産生するようになります。
この産生する毒素(エンテロトキシン、サイトトキシン)が腸管粘膜に障害を起こし、軽症では軟便、重症では激しい下痢、腹痛、高熱を伴う、円形に隆起した偽膜ができる偽膜性大腸炎を発症します。

鳥インフルエンザの「指定感染症」指定を1年延長へ

新型インフルエンザへの変異が懸念される鳥インフルエンザ(H5N1型)に対し、政府による警戒がもう1年続くことになった。
感染症法の「指定感染症」として拡大防止を図る政令について、厚生科学審議会感染症分科会が27日、指定期間を6月12日から1年間延長する厚生労働省の方針を了承した。

鳥インフルエンザは、新型インフルエンザに変異する恐れがあり、世界保健機関(WHO)が患者の入院措置を推奨している。政府は昨年5月、知事が患者の入院勧告などの措置を講じられる「指定感染症」とする政令を閣議決定した。

政令の効力は施行から1年だが、世界で鶏から人への感染が続き、今年1〜2月に宮崎県などで鶏の鳥インフルエンザ感染が多発したことから、厚労省は引き続き対応が必要と判断していた。(読売新聞)

鳥インフルエンザとは?
鳥類がA型インフルエンザウイルスに感染して起こる病気です。A型インフルエンザウイルスに感染して発病する鳥類は、鶏や七面鳥等の家きんが主で、野鳥での発病は希です。
鳥類に感染するA型インフルエンザウイルスを総称して鳥インフルエンザウイルスといいます。

家畜伝染病予防法では「鳥インフルエンザ」は、インフルエンザウイルス感染による家きん(鶏、あひる、うずら、七面鳥)の病気のうち、高病原性鳥インフルエンザでないものを指します。
つまり、H5あるいはH7亜型以外の弱毒な鳥インフルエンザウイルス感染による家きんの病気と言えます。

高脂血症治療薬「フィブレート」で睡眠障害改善へ

産業技術総合研究所(産総研)と筑波大、早稲田大の研究グループは、高脂血症治療薬「フィブレート」が体内時計を変化させることを発見したと発表した。マウスに食べさせたところ、活動サイクルが約3時間早起き側にずれたという。
今回の発見は、睡眠(リズム)障害治療薬や時差ぼけ改善薬などの開発につながると期待される。

体内時計は、ほとんどの生物が持つ約24時間周期で刻む生体リズム。産総研ではすでに、食事との関係に着目した研究から、脂質の代謝システムが体内時計に強く制御されていることを見つけている。

今回、脂肪酸の代謝で中心的な役割を持つ細胞核内の受容「PPARα」が体内時計の調節にかかわっていることと、PPARαに作用するフィブレートが体内時計のリズムを変化させることを明らかにした。

マウスは夜行性で、通常の明暗環境下の活動時間帯は夜間(暗期)に限られている。マウスに、フィブレートを餌とともに投与すると、活動時間帯が3時間程度前進、早寝早起きになった。体内時計の指標となる「時計遺伝子」が最もよく働く時刻も3時間程度早くなっていた。

また、時計遺伝子を異常に変異させた夜更かし朝寝坊型のモデルマウスは、フィブレートの投与により活動時間帯が正常化した。
今後、作用メカニズムの解明や、ヒトの体内時計に対するフィブレート系薬剤の影響について検討する。(フジサンケイ ビジネスアイ)

フィブレートとは?
フィブレート系薬剤は、高脂血症治療薬として長い歴史をもち、日本では、第二世代のフィブレート系薬剤であるベザフィブレートやフェノフィブレートが臨床に用いられている。
概ね血清中性脂肪を2割から5割減少させ、悪玉コレステロールであるLDLコレステロールも2割程度減少させる。

睡眠相後退症候群(DSPS)とは?
概日リズム睡眠障害と呼ばれるリズム障害の一種。睡眠時間帯が、望ましい時間帯から遅れた状態が慢性的に続き、睡眠時間帯を早めることが困難とされる。
本症候群は、思春期に発症することが多く、受験勉強などによる夜更かしが発症契機となる場合もある。体温リズムやメラトニンの分泌リズムなどから、何らかの体内時計機構の障害が原因と考えられている。

「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2007」がまとまる

日本動脈硬化学会(北徹理事長)は25日、脳卒中や心筋梗塞(こうそく)などの診療に使われる「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2007(平成19)年版」をまとめた。

新ガイドラインは2002(平成14)年版以降の最新の研究成果を踏まえ改定された。この間に診断基準が定められたメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)への注意喚起を新たに盛り込んだ。

メタボリックシンドロームは、腹部に脂肪がたまるタイプの肥満に加えて高血圧、高血糖などが重なった状態。動脈硬化を招きやすくなるため、運動量を増やすなどの生活習慣の改善を提唱。

また、血液中の総コレステロールのうち「悪玉」といわれるLDLコレステロールが直接、動脈硬化を形成するとされる。このため新ガイドラインは、総コレステロールではなくLDLコレステロールを生活習慣改善によって重点的に管理していく内容に改められた。
ただ、生活習慣の改善だけで効果が見られないときは薬物療法が必要としている。(SANKEI WEB)

LDLコレステロールとは?
コレステロールはLDL、HDL、VLDLの3つの成分に分かれていますが、LDLコレステロール(低比重りぽたん白と結合したコレステロール)はその中でもとも多く、動脈硬化性疾患の原因となることから、悪玉コレステロールとも呼ばれています。

40〜50歳の男性ホルモン量、60歳代より低下

一般に年齢とともに低下するとされる男性ホルモンの量について、日本人サラリーマンを調べたところ、働き盛りの40〜50歳代の中年層で最も低下しているとの意外な結果が出た。

男性ホルモンはストレスの影響を受けやすいと言われており、調査した帝京大学医学部附属病院ホームページ泌尿器科の安田弥子講師は、「仕事でのストレスが男性の活力を失わせているのではないか」と話す。国際メンズヘルス学会誌に近く掲載される。

20〜30歳代、40〜50歳代、60歳代以上の3世代に分けた健康な男性81人を対象に、活性型男性ホルモンの指標になる唾液(だえき)中のテストステロンの量を測定。一日のうちでも変動が大きいことから、2時間おきに唾液を採取してもらい変化を調べた。

最も高いのは20〜30歳代だったが、次いで高いはずの40〜50歳代の中年層は、半数以上が退職者の60歳代よりもむしろ低かった。男性ホルモンが年齢とともに低下することは、国内外の調査で確認されており、その“常識”を覆す結果だった。

テストステロンが低下すると、性欲や性機能の減退のほか、不安や不眠、認知能力の低下といった精神症状や、肩こりや腰痛といった身体症状として表れることが多い。(読売新聞)

テストステロンとは?
主に睾丸から分泌される男性ホルモン。テストステロンは副腎皮質が卵巣でもつくられており、女性にもわずかに存在する。第2次性徴の発現、生殖機能維持、蛋白同化作用促進などの役割を果たす。第2次性徴の不全や男性機能低下などを調べるときに測定する。

がん転移に関与するタンパク質を発見:島津製作所

島津製作所は、超免疫不全マウスを使った実験動物中央研究所との共同研究で、大腸ガンとすい臓ガンの転移に関するタンパク質9個を発見した、と発表した。今後、タンパク質の遺伝子解析が進めば、ガン転移の構造解明や診断・治療水準の向上、新薬開発につながる。

同研究所が開発した免疫反応ゼロの特殊マウスと、島津製作所の独自技術であるNBS試薬と質量分析装置を組み合わせ、3年前から共同研究してきた。
ガン転移に関するタンパク質は、過去にも複数の候補が見つかっているが、今回の9個は機能が未解明の新しい種類ばかりだったという。

実験は、同マウスに移植した人のガン細胞で実施した。大腸ガンとすい臓ガンのそれぞれの細胞と高転移後の細胞で量的変化が大きいタンパク質を比べた結果、9個が両ガンに共通して著しく増減していた。

島津製は今後、これら9個のタンパク質の設計図に当たるそれぞれの遺伝子を詳しく解析する。ガンの転移メカニズム解明はガン治療最大の課題であるため、数年以内に血液検査で転移可能性などを調べるガン診断事業への本格参入を目指す。(京都新聞)

NBS試薬とは?
質量の異なる2種類の安定同位体試薬により、タンパク質に含まれるアミノ酸の一種トリプトファンを選択的に標識する試薬キット。
あるがん細胞と高転移能を獲得したがん細胞から抽出したタンパク質を、異なる質量の試薬でそれぞれ標識した後に質量分析装置で測定することにより、がん細胞とその高転移能獲得がん細胞に含まれるタンパク質の種類や量の違いが解析できる。

処方せん様式:ジェネリック医薬品を「標準」に変更へ

厚生労働省は、新薬と有効成分は同じだが価格が安いジェネリック医薬品(後発医薬品)の普及を促進するため、医師が患者に薬を処方する際、これまでは新薬の使用が「標準」だったのを、後発医薬品を「標準」に転換する方針を固めた。

処方せんの様式を改め、あえて新薬を選ぶ場合は、医師が処方せんに理由を明記することを求める方向で検討する。増え続ける医療費を抑制するのが狙いで、2008年度からの実施を目指している。

現行の処方せんは新薬が基本だが、06年度の診療報酬改定で、「後発品への変更可」という欄が追加された。欄に医師の署名があれば、薬局などで後発医薬品の処方が増えると期待されていた。
しかし、中央社会保険医療協議会(中医協、厚労相の諮問機関)が06年10月時点の処方せん約97万枚を無作為抽出して調査したところ、欄に署名があり、さらに実際に後発医薬品が処方されたケースは全体の1%未満の約9500件にとどまった。
厚労省は「欄の追加だけでは普及効果は薄い」と判断し、処方せんの様式を大幅に見直すこととした。

後発医薬品の価格は、新薬の7〜4割程度が中心だ。中医協の調査でも、後発医薬品を処方した場合、新薬よりも薬剤費が平均して約34%安くなった。
アメリカやドイツなどでは、使用される医薬品の4〜5割程度が後発医薬品で、日本でも欧米並みに普及すれば、年間1兆円程度の医療費の抑制が可能とされている。医療費は国、医療保険、患者が負担しており、それぞれの負担が軽減される。

変更が実現すれば、新薬を選んだ場合、医師から患者への理由の説明も必要になりそうだ。(読売新聞)

ジェネリック医薬品(後発医薬品)
製造方法などに関する特許権の期限が切れた先発医薬品について、特許権者でない医薬品製造企業がその特許内容を利用して製造した、同じ主成分を含んだ医薬品を指す。
商品名でなく有効成分名を指す一般名(generic name)で処方されることが多い欧米にならって、近年、「ジェネリック医薬品」と呼ばれるようになった。

新薬(先発医薬品)の開発には巨額の費用と膨大な時間を必要とするため、開発企業(先発企業)は新薬の構造やその製造方法、構造などについて特許を取得して、自社が新規に開発した医薬品の製造販売を独占し、価格を高く設定して投下した資本の回収を図る。
しかし、特許権の存続期間が満了、または再審査期間が終了すると、他の企業(後発企業)も特許使用料を支払うことなく先発医薬品と同じ主成分を有する医薬品(=後発医薬品)を製造販売ができるようになる。

子宮内避妊システム「ミレーナ」を発売:日本シエーリング

日本シエーリング社(大阪市)は、子宮と卵管の精子通過を妨げる子宮内避妊システム「ミレーナ」を発売した。ミレーナを子宮内に装着し、黄体ホルモン(レボノルゲストレル)を持続的に放出し、5年間にわたり避妊効果を発揮するという。

同社によると、ミレーナは、黄体ホルモンを子宮内に局所放出して子宮内膜に作用し、子宮頸管粘液の粘性を高めて精子の通過を阻止、妊娠を阻害する。
経口避妊薬と同様、ホルモンによる高い避妊効果と、子宮内避妊用具(IUD)の特長である長期避妊効果の双方を併せ持つ。

海外での臨床試験では、装着5年目までの「パール指数」(女性100人が1年間、その避妊法を使用した場合の妊娠率)は0.14と報告されている。

子宮内避妊用具(IUD)との違いは、IUDは医療機器、ミレーナは医薬品。月経過多の女性には推奨できないIUDに対し、ミレーナは月経時の出血量が軽減される。(熊本日日新聞)

ミレーナは、レボノルゲストレル放出子宮内避妊システムという新しいタイプの避妊法であり、レボノルゲストレルを子宮内に局所放出することにより、子宮内膜に作用し、かつ子宮頸管粘液の粘性を高めて精子の通過を阻止することにより、妊娠の成立を阻害します。 海外における臨床試験結果での5年目までのパール指数* は、0.14と報告されており、5年間にわたり高い避妊効果を発揮します。

ミレーナは、経口避妊薬と同様、ホルモンによる高い避妊効果と、子宮内避妊用具の特長である長期の避妊という、ふたつの長所を併せ持つ製剤であり、5年までの装着期間が承認されています。
海外では、すでに111カ国で避妊を適応に承認されており、世界中で最も信頼されている避妊法のひとつです。

ミレーナは出産経験があり、これ以上妊娠を希望しない女性、次の出産まで期間をあけたい女性、長期にわたり避妊を望む女性に非常に適した避妊法であり、装着・除去は、産婦人科医によって行われます。ミレーナを除去することにより、装着前の状態になります。

パーキンソン病治療薬「コムタン錠」が発売:ノバルティス・ファーマ

ノバルティス・ファーマは、パーキンソン病のウェアリング・オフ現象の改善に適応する治療薬「コムタン錠」(一般名エンタカポン)を発売した。ウェアリング・オフ現象の改善に適応する薬剤が国内で売り出されるのは初めて。

パーキンソン病は、中脳黒質のドパミン神経細胞が変性、脱落する進行性の脳変性疾患。脳内でのドパミンという神経伝達物質が不足し、いろんな運動障害を引き起こすとみられている。このため治療は、ドパミンの前駆物質であるレボドパの経口服用が最も有効とされている。

ただレボドパの代謝は速く、パーキンソン病の進行に伴い脳内のドパミン保持能力が低下すると、薬が効いている時間が短縮。その結果、ウェアリング・オフ現象というレボドパの効果が衰退する状態になり、手の震えや緩慢な動作、歩きにくいといったパーキンソン病特有の症状が現れる。

コムタンは、既存のパーキンソン病治療薬のレボドパ・カルビドパやレボドパ・塩酸ベンセラシドと併用することで、レボドパを代謝するカテコール-O-メチル基転移酵素の働きを阻害。レボドパの血中濃度の半減期を延長し、レボドパの効果を持続させてウェアリング・オフ現象を改善する。

同社によると、国内のウェアリング・オフ現象のあるパーキンソン病患者を対象にした臨床試験では、コムタンは偽薬よりレボドパの血中濃度半減期を1.3倍に延ばした。またレボドパ/DCI配合剤に偽薬またはコムタンを8週間併用投与した結果、コムタンはレボドパの効果が現れているオン時間を1日平均1.4時間延長、偽薬が同0.5時間延ばしたのに対し、有意な延長効果が確認された。(熊本日日新聞)

パーキンソン病とは?
中脳黒質のドパミン神経細胞が変性・脱落する進行性の脳の変性疾患です。発病原因は不明ですが、脳内でのドパミンの不足が様々な運動障害を引き起こすと考えられています。
パーキンソン病は、神経変性疾患においてはアルツハイマー病についで患者数が多く、振戦、筋固縮、無動、姿勢反射障害の4大症状が特徴です。

日本における患者数は、平成17年度厚生労働省患者調査より約14万5000人と推計されていますが、50〜60歳代で発症することが多く、高齢化に伴って患者数は増加しています。

「授乳・離乳の支援ガイド」を作成:厚生労働省

母乳による育児を進めようと、厚生労働省は、産婦人科医や保健師向けに、母親を指導してもらうためのガイドを初めて作成した。
母乳の与え方に戸惑う母親が多い一方、医師や保健師らの教え方もまちまちなのが現状。同省は市町村を通じてガイドを配布し、医師ら指導する側と母親双方の理解を深めたい考えだ。

「授乳・離乳の支援ガイド」と題したガイドでは、〈1〉出産後なるべく早く授乳し、母乳の出を良くする〈2〉母子を終日、同室にしてスキンシップを図る〈3〉新生児がほしがる時にいつでも飲ませられるようにする――などの要点をまとめた。

母乳は子供の免疫力を高め、乳首を吸うことであごの発達や歯並びの良さにつながるなどの利点があるとされる。肥満予防や、母親の愛情が増して虐待防止につながるとの研究もある。

母乳のみで育てる完全母乳率は1960年に1か月児の7割を超えていたが、粉ミルクの普及で、約20年前からは4割台に低迷。
しかし、世界保健機関(WHO)が89年に出した母乳育児を進めるための指針に従って、母親を指導する全国43の病院・医院では、1か月児の完全母乳率は70〜95%の高い率になっている。今回のガイドもこの指針を参考に作った。

医療関係者らで作る「日本母乳の会」の永山美千子運営委員は「母乳で育てられないと悩む母親は多い。原因の大半は医師らの認識不足や支援体制の不備にある。きちんと指導を受ければ、母乳で育てる母親は増えるはずだ」と話す。(読売新聞)

知っていましたか?母乳のメリット
栄養成分が豊富であるばかりでなく、初乳に含まれている抗体は、細菌やウイルスが腸粘膜に侵入するのを抑制し、母乳の中の免疫物質がえい児の疾病に抵抗するのを防ぎます。

母乳を飲むことで消化呼吸が良くなり、胃と腸に優しくアレルギー疾病を防ぎ、また母子間の愛情をはぐくむのを促します。母乳はえい児の栄養の基本であり、必要な栄養は全て母乳に入っています。

近年の医学研究によれば、母乳に代わって粉ミルクをえい児に与えた結果 、えい児は胃腸系感染により入院する危険性が10倍に増加し、呼吸器系感染で入院する危険性も6倍に増加、子供が児童期にリンパ癌になる確率は8倍に増加しています。
また、児童期の糖尿病の危険性及び、成年期の胃腸系疾病の危険性も増加しています。母乳を与えることは、母親の健康に対しても大きな影響があり、母乳を与えたことのない女性は閉経前に乳ガンや卵巣癌の確率が増加しています。

京都大医学研究科:再生医療・細胞医療の開発と実用化を推進

京都大医学研究科は19日、提携する三菱UFJキャピタルと住友商事が出資して学内に立ち上げたベンチャー企業「京都レメディス」から支援を受け、再生医療・細胞医療の開発と実用化を推進する事業を始めると発表した。
最初の事業として、重い糖尿病の患者に膵臓のインスリン産生組織を移植する「膵島移植」の全国共同の治験(医師主導治験)の実施と、日本が知的財産を確保した標準治療の確立を目指す。

大学の医学研究におけるシーズ(種子)実用化の推進を目指す新たな取り組み。京都レメディス(社長・佐々木雅啓住友商事メディカルサイエンス部長)が研究費や治験などの資金を提供し、京大が所有する特許などのライセンス収入で資金回収と新たな事業への投資を図る。

まず、京大医学部付属病院が先進的な実績を積み重ねている膵島移植について、標準治療を目指した治験を他の大学病院などと共同で実施し、移植で用いる細胞分離技術などを知的財産として確立し、活用する。本年度内に治験計画をまとめたいという。

佐々木社長は「新しいビジネスモデルだが、社会貢献として、再生医療などへの投資を広げたい」と話す。医師主導治験を進める京大病院探索医療センターの福島雅典教授は「新しい資金の流れを作ることで、研究から、より早く治験、先進医療へと進めて患者に届ける試みと考えてもらいたい」と話している。(京都新聞)

膵島移植とは?
液中のブドウ糖(血糖)の調節に重要な役割を果たしている膵島組織を膵臓から分離し、重症インスリン依存状態糖尿病患者に移植する治療法です。
膵島移植は、インスリン依存状態糖尿病でご本人の膵臓からインスリンが分泌されておらず内科的なインスリン治療や食事・運動療法をしても重症低血糖発作を起こしたり、血糖値のコントロールが困難な方が適応となります。

子宮頸がん予防ワクチン「サーバリックス」に強力な予防効果

英グラクソ・スミスクライン社の子宮頸がん予防ワクチン「サーバリックス」(Cervarix)が、ヒトパピローマウイルス(HPV)のタイプ16と18によりおこる前がん病変に対して5年半までの間100%の予防効果を示したとという追跡試験の結果が発表された。
この長期試験の結果は米国癌学会(AACR)において発表されたもので、現時点で子宮頸がん予防ワクチンの中で最も長期にわたる予防効果を示したことになる。

追跡試験は、米国、カナダ、ブラジルの28施設で15歳から25歳の女性1、113人が参加した。サーバリックス群と偽薬群に無作為に割り付けて、0カ月目、1カ月目、6カ月目の3回接種した。追跡期間は67カ月。
同じ被験者群の776人で評価項目(HPV16タイプ HPV18タイプ 他のタイプのHPVの感染予防、細胞診の異常、子宮頸部病変予防に対する効果、安全性、副作用)を調べた。

子宮頸部細胞診を毎年実施し、プロトコル・ガイドラインに基づきコルポスコピー(腟鏡診)をして長期的な免疫原生及び安全性を評価した。

試験結果によると、このワクチンを接種したほぼ100%の女性がHPV16と18のタイプに対して強い免疫応答を示し、5年半以上の間持続することが明らかにされた。
5年半の時点での抗体のレベルは、通常のHPV自然感染時の抗体レベルの11倍に達した。

グラクソ・スミスクライン社は「子宮頸がん予防ワクチンで、AS04と呼ばれる独自のアジュバント(免疫増強剤)が免疫応答を増強し、長期間予防効果を持続することに貢献していることをこの試験結果は裏付けている」としている。

富山大学附属病院が「がん治療数」を過大掲載

朝日新聞社が発行している全国の医療機関のがんの手術数を記載した本のアンケートに、富山大学附属病院が治療数を実際より100例以上多く答えていたことがわかった。
今年2月に全国で20万部発行された週刊朝日の「手術数でわかる いい病院2007」は全国2000の医療機関の一昨年1年間のがんの手術件数などをアンケート調査でまとめている。

この中で、富山大学付属病院の内視鏡治療数は胃がんが185例で全国8番目、大腸がんが105例で全国15番目と記されていたが、実際は胃がんが68例、大腸がんが18例でいずれもランキング外だった。

この誤ったデータは発売後に週刊朝日誌上で訂正されましたが富山大学付属病院の小林院長は「アンケートの設問が不明確で答え方に困惑した」と話している。

一方、週刊朝日の編集部は「そうい説明はきいていない。本の信憑性にかかわる問題だけに富山大学には気をつけてほしいと要望した」と話している。

手術数でわかる いい病院2007
病院情報を提供するガイド本は数多くありますが、本誌の最大の特徴は「手術数」という客観情報を基準に、ランキング形式で病院選びの目安を提供することにあります。
手術数が多い病院は、執刀医の技量が高まることはもちろんのこと、助手、麻酔科医、看護師、工学技師らといった手術室の専門スタッフの経験が治療成績にいい影響を与えると考えられます。術前・術後の管 理などにおいても経験が豊富なほうが「質」の高さが見込めるはずです。
また、多くの患者が集まるということは、患者を紹介する病院や地域の評判も高いといえそうです。

社会には多くの医療情報が存在しますが、主観的な要素を排して全国の病院をひとつの基準で公平に評価するには、現在のところ「手術数」以外に客観的な資料はないと考えています。
2007年版においても、難解と思われがちな医療情報を、シンプルで正確なデータと、わかりやすい誌面で提供しています。

赤ワイン成分のレスベラトロールに眼病予防効果

赤ワインなどに含まれるポリフェノールの一種、レスベラトロールに、目の血管を拡張させる機能があることを、旭川医科大学などの研究チームが突き止め、大阪市で開催中の日本眼科学会で20日発表した。

成人の失明原因でトップを占める糖尿病網膜症をはじめ、血流障害による病気の予防効果が期待される。

研究チームは、がんの抑制効果が報告されているレスベラトロールに着目。人が赤ワイン3〜4杯を飲んだ場合の血中濃度に相当するレスベラトロール溶液を作り、ブタの網膜血管を5分間浸して血管の直径を測定したところ、通常の状態から約1・6倍にまで拡張した。
同様の効果は、血中のコレステロールを低下させる「スタチン」にもあるが、スタチンが血管内皮に作用するのに対し、レスベラトロールは、血管内皮とその外側にある平滑筋(へいかつきん)の両方に作用し血管を広げていた。

研究チームの長岡泰司・同大講師(眼生理学)は「人間で同様の効果が得られるかどうか確かめ、目の病気を予防する薬の開発につなげたい」と話している。(YOMIURI ONLINE)

糖尿病網膜症とは?
糖尿病網膜症は、糖尿病腎症・神経症とともに糖尿病の3大合併症のひとつで、我が国では成人の失明原因の第一位となっています。
網膜は眼底にある薄い神経の膜で、ものを見るために重要な役割をしています。網膜には光や色を感じる神経細胞が敷きつめられ、無数の細かい血管が張り巡らされています。

血糖が高い状態が長く続くと、網膜の細い血管は少しずつ損傷を受け、変形したりつまったりします。
血管がつまると網膜のすみずみまで酸素が行き渡らなくなり、網膜が酸欠状態に陥り、その結果として新しい血管(新生血管)を生やして酸素不足を補おうとします。

新生血管はもろいために容易に出血を起こします。また、出血すると網膜にかさぶたのような膜(増殖組織)が張ってきて、これが原因で網膜剥離を起こすことがあります。糖尿病網膜症は、糖尿病になってから数年から10年以上経過して発症するといわれていますが、かなり進行するまで自覚症状がない場合もあり、まだ見えるから大丈夫という自己判断は危険です。
糖尿病の人は目の症状がなくても定期的に眼科を受診し、眼底検査を受けるようにしましょう。

喘息治療配合剤「アドエア」の承認取得:GSK

グラクソ・スミスクライン(GSK)は、4月18日付で、GSKグループの世界の主力製品である喘息治療配合剤「アドエア100ディスカス」「アドエア250ディスカス」「アドエア500ディスカス」(一般名:サルメテロールキシナホ酸塩・フルチカゾンプロピオン酸エステル ドライパウダーインヘラー)の輸入承認を、成人の気管支喘息を適応として取得した。

「アドエア」は、気管支拡張作用を持つ長時間作用性吸入β2刺激薬(サルメテロールキシナホ酸塩)と抗炎症作用を持つ吸入ステロイド薬(フルチカゾンプロピオン酸エステル)をひとつの吸入器具におさめた配合剤で、気管支喘息の病態である慢性的な気道の“炎症”と“狭窄”の両方に1剤で優れた効果を示すとされている。
2つの有効成分を同時に、しかも簡単な吸入によって気道に直接届けることができるため、確実な臨床効果が期待でき、よりシンプルに喘息をコントロールすることが可能となる。

「アドエア」は、海外では1998年に欧州で承認されて以来、「Seretide」や「Advair」の製品名で、喘息およびCOPDの治療薬として既に120カ国以上で使用されている。
海外44カ国で約3500人の喘息患者を対象に実施された大規模臨床試験では、本剤による継続的な治療によって75%の患者が「良好な喘息コントロール」を達成したことが示されている。

喘息管理の国際ガイドラインでは、低用量の吸入ステロイド薬だけで十分コントロールできない場合、吸入ステロイド薬と長時間作用性吸入β2刺激薬の配合剤または併用が、治療ステップアップの第一選択として推奨されている。
日本のガイドラインでは、軽症持続型以上の喘息に、第一選択薬である吸入ステロイド薬に併用する薬剤のひとつとして長時間作用性吸入β2刺激薬が推奨されている。

抗血栓症薬「アリクストラ」を承認へ:厚生労働省

グラクソ・スミスクラインは、4月18日付で抗血栓症薬「アリクストラ皮下注1.5mg」、「アリクストラ皮下注 2.5mg」(一般名:フォンダパリヌクスナトリウム)について、「静脈血栓塞栓症の発現リスクの高い、下肢整形外科手術施行患者における静脈血栓塞栓症の発症抑制」を効能・効果として、製造販売承認を厚生労働省より取得した。

「アリクストラ」は、血液凝固過程において中心的な働きをする活性化第X因子(Xa因子)を選択的に阻害する初めての化学合成の薬剤。現在EU主要国および米国を含む65カ国以上で承認されており、発売以来これまでに60万人以上の患者に使用されている。

日本においては、2005年11月に申請し、2006年2月には優先審査品目に指定されていた。また、静脈血栓塞栓症の予防薬については、国内10の医学会・研究会から、2004年に厚生労働省に対し、速やかな審査・承認に関する要望書が提出されていた。

静脈血栓塞栓症とは
静脈血栓塞栓症は、深部静脈血栓症(主に下肢の深部静脈に血栓ができる病態)と肺血栓塞栓症(深部静脈に形成された血栓が肺動脈に飛んで肺動脈が塞がれ、重篤な場合死に至る疾患)といった一連の病態の総称です。
近年、飛行機などによる長時間の移動中に発症したというニュースでも話題となっているエコノミークラス症候群は静脈血栓塞栓症の一病態です。

しかしながら、静脈血栓塞栓症は、実態としては病院において手術に伴って発症するケースが多くを占めます。
特に股関節置換術・膝関節置換術等の下肢の手術後は、深部静脈血栓症の発症率が34〜65%1)と高く、ひとたび急性肺血栓塞栓症を発症すると、死亡率は約30%とされ、死亡例の40%以上が発症1時間以内に死にいたる深刻な疾患2)です。発症してからでは救命が困難なため、その予防の重要性が指摘されています。

中外製薬、抗がん剤「アバスチン」の販売承認を取得

厚生労働省は、血管新生を妨げる抗がん剤「アバスチン」(一般名:抗VEGFヒト化モノクローナル抗体ベバシズマブ)を、切除不能な進行性・再発性の結腸・直腸がんを適応症として販売承認した。
結腸・直腸がんは、最も患者数の多いがんの一つであり、日本では、2005年の年間新規結腸・直腸がん罹患患者数として115000人が推計されている。

2005年の厚労省の第5回未承認薬使用問題検討会議の要請に基づき、製造販売する中外製薬が国内の第T相臨床試験と海外の第U相と第V相の臨床試験のデータを添えて06年4月に製造販売の承認を申請していた。

承認条件として、「国内での治験症例が極めて限られていることから、製造販売後、一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は、全症例を対象に使用成績調査を実施することにより、本剤使用患者の背景情報を把握するとともに、本剤の安全性及び有効性に関するデータを早期に収集し、本剤の適正使用に必要な措置を講じること」が付与されている。

アバスチンは、がん組織に栄養と酸素を供給する血管網の新生を阻害する。血管新生の際の重要な因子であるVEGF(血管内皮増殖因子)と呼ばれる生体内のタンパク質を標的にして、がんの増殖と全身への転移に不可欠な血液の供給を遮断する。

販売開始後、中外製薬は18カ月間の予定で患者2500人の集積を目標に全例調査を実施するが、国内における安全性が確認されるまでは継続実施する予定としている。

女性の「やせすぎ」、男性のメタボリック症候群に警鐘

政府の新健康フロンティア戦略賢人会議は18日、国民の健康づくりの支援策などを定めた「新健康フロンティア戦略」をまとめた。女性の「やせすぎ」や男性のメタボリック症候群に警鐘を鳴らし、子どもの健康管理にも重点を置いた。ただ、これまで政府の戦略に盛り込まれていた数値目標は「根拠が薄い」として見送られた。

「新戦略」は安倍首相が就任前から主導してきた健康づくり支援策の一環で、増大する国民医療費を抑制する狙いがある。具体的には「子ども」「女性」「メタボリック症候群」「介護予防」などのテーマに分類して対策を打ち出した。

メタボリック症候群については、脳卒中や心筋梗塞の患者数が50代から増加していることに着目、とくに中高年男性に焦点を当てる。内臓脂肪量や運動量のチェック、飲食店・社員食堂で栄養表示を普及させることなどを例示。働き盛りのころから食習慣を見直し、適度な運動を促している。

また、女性の健康を社会全体で支える姿勢を鮮明にしているのも特徴だ。特にやせている10代後半の女性のうち4割がダイエットをしていることを踏まえ、過度なダイエットの危険性を啓発することに力を入れる。

さらに子どもは「国の宝」として、産科・小児科医療の充実や、発達障害児の教育から就労、食育やスポーツを通じた体力の向上など、切れ目ない支援策を掲げた。

こうした予防重視の健康づくりを国民運動として盛り上げていくため、著名人やボランティアらを「健康大使」に任命して広報に力を入れる方針も示している。

「新戦略」の実施期間は16年度までの10年間で、今後は具体的な実施計画の策定を提言。「1歳6カ月児健診の受診率」や「乳がん検診の受診率」などの現状の数値を100として今後の推移をフォローする。

メタボリック症候群
生活習慣病の代表格に肥満症、高血圧、糖尿病、高脂血症がある。これらの疾患は肥満、特に内臓に脂肪が蓄積した肥満が原因であるとされ、内臓脂肪によりさまざまな病気が引きおこされる状態をメタボリックシンドロームという。

高血圧、高脂血症、糖尿病などひとつひとつの症状は軽くても、複合すると心筋梗塞や脳梗塞のリスクが急激に増大することから注目されている。
診断基準の必須項目としてウエスト径があり、男性85センチ以上、女性90センチ以上がメタボリックシンドローム診断のカギとなる。

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。