不整脈治療剤「アンカロン注150」が発売:サノフィ・アベンティス

サノフィ・アベンティスは、不整脈治療剤「アンカロン注150」(一般名:塩酸アミオダロン)を発売した。「アンカロン注150」は、「生命に危険のある心室細動、血行動態不安定な心室頻拍の不整脈で難治性かつ緊急を要する場合」を効能・効果として、厚生労働省より製造販売承認を取得、2003年6月に「希少疾病用医薬品」として指定を受けていた。

国内においては、経口剤である「アンカロン錠100」が「生命に危険のある心室細動、心室性頻拍、肥大型頻心筋症に伴う心房細動の再発性不整脈で他の抗不整脈薬が無効か又は使用できない場合」を効能・効果として発売されていたが、今回の注射剤の発売により、緊急を要する致死的不整脈の治療にも対応できるとしている。

海外においては、Cordaroneのブランド名で100カ国以上において発売され、注射剤はすでに30年以上の使用実績があるとともに、国際ガイドラインに掲載されるなど、その有用性が広く認められている。

不整脈とは?
心臓は全身に血液を送り出すポンプの役割を果たし、規則正しい収縮・拡張運動(拍動)を行なっています。健康な成人の場合、普通1分間に60〜90といわれていますが、このリズムが乱れた状態を不整脈といいます。

不整脈は、心臓の病気を始めバセドウ病に代用される内分泌系の病気のほか、腎臓の病気など、さまざまな病気から引き起こされる場合と、薬の副作用や中毒症状などが原因であらわれる場合があります。
また。健康な人でも、精神的なストレスや過労、コーヒー、喫煙などといった刺激物などが原因で起こることもあります。

人間の血液型を認識する乳酸菌を発見:血液型別医薬品に応用も

自分の血液型に対応したヨーグルトなら、1度食べるだけで効果は数カ月−。
こんな夢のヨーグルトの開発につながる乳酸菌を、東北大学大学院農学研究科(食品科学)の斎藤忠夫教授が発見した。
この乳酸菌は、人間の血液型を認識して腸内に長期間とどまるのが特徴で、「A型向け」など血液型別のヨーグルトや医薬品への応用が検討されている。

乳酸菌が腸に付着するには、腸の表面に存在する糖タンパク質「ムチン」と結合する必要がある。ムチンはそれぞれの血液型を反映した構造で、斎藤教授は、この構造と相性の良い乳酸菌を血液型別に探した。

実験で人間の腸にいた約270種類の乳酸菌を調べた結果、合わせて約30種類がいずれかの血液型に対応するムチンに強く付着することが分かった。これらの乳酸菌は最低でも1週間は付着するものが多く、中には1カ月以上定着した乳酸菌もあったという。

乳酸菌は便秘の改善など整腸作用で知られているが、多くは3日程度で腸から排出されるため、通常は摂取を続けないと効果が得られにくい。(河北新報)

ムチンとは?
ムチンは納豆、オクラ、モロヘイヤ、つるむらさき、里芋、山芋、なめこなどに含まれるヌルヌル成分で、多糖類のガラクタンやマンナンなどが、タンパク質と結合したものです。

ムチンには、胃の粘膜をうるおし、保護する働きがあります。肝臓や腎臓の機能を高める作用もあり、細胞を活性化し、老化の防止に役立ちます。
消化を促す作用もあり、便秘を改善します。また、タンパク質を無駄なく活用させる働きは、スタミナの増強に効果があります。

ヤコブ病、BSEの治療法開発へ前進:異常プリオンの抑制物質を発見

脳神経が破壊されるウシのBSE(牛海綿状脳症)や人間が感染するクロイツフェルト・ヤコブ病などの「プリオン病」の進行を抑制する物質を、岐阜大学人獣感染防御研究センターの桑田一夫教授らの研究グループが突き止めた。

動物実験などで、この物質が脳内に蓄積する異常プリオンたんぱく質を激減させることを確認、治療法につながる成果として注目されそう。研究成果は、米国科学アカデミー紀要(電子版)に掲載される。

プリオン病は、脳内にもともと存在する正常プリオンが変化して、異常プリオンとなり、これが蓄積して発症する。プリオンは、230〜253個のアミノ酸で構成されるが、桑田教授らは、異常プリオンでは、159番目のアミノ酸(アスパラギン)と196番目のアミノ酸(グルタミン酸)との間の距離が、正常プリオンの約3倍に広がっていることに着目した。

コンピューター上で、32万種類の化合物の中から、距離の広がりを食い止める可能性を持つ44種類の化合物を抽出。その中から、アスパラギンとグルタミン酸との距離が広がらないよう、つなぎ留める働きのある鎖状の化合物「GN8」を作り出した。

実験では、異常プリオンを持続的に発現するマウスの培養神経細胞に、この「GN8」を投与したところ、異常プリオンを半分に減らすことができた。また、プリオン病を発症させたマウスに、GN8を投与したところ、食塩水だけを投与した場合と比べて、生存期間が長くなった。(YOMIURI ONLINE)

プリオン病とは?
プリオン病は、脳神経細胞が冒され、脳がスカスカの状態になり、進行性不眠、自律神経障害で無動無言状態となり死亡するまれな病気です。
牛では狂牛病、BSEなどと呼ばれております。もともと羊の伝染病でしたが、イギリスでは羊の脳や肉骨粉を牛の飼料に使ったため牛に感染し、さらに狂牛病の牛を人が食べたため人に発病すると考えられています。すなわち、羊→牛→人へと種の壁を超えて伝播する病気です。

抗がん剤「ネクサバール錠」:肝細胞がんへの適応拡大を申請

バイエルヘルスケア・ファーマシューティカル社とオニキス・ファーマシューティカル社は、経口の抗がん剤「ネクサバール錠」(一般名ソラチニブ)の肝細胞がんへの適応拡大を米国食品医薬品局(FDA)に申請した。ネクサバール錠は、進行性腎細胞がんの治療薬として既に50カ国以上で承認されている。

肝細胞がんは、最も一般的な肝がんで成人の原発性肝がんの約90%を占める。がんの種別では世界で3番目に死亡する患者が多い。

SHARPと呼ばれる多国籍第V相臨床試験で肝細胞がん患者を対象に、ネクサバール錠投与群と偽薬投与群に分類、比較した結果、ネクサバール群の全生存期間は偽薬群投与群に比べ44%と有意に延長していた。
重い有害事象では、下痢や手足皮膚反応などが報告されている。EMEA(欧州医薬品審査庁)にも既に肝がんへの適応拡大を申請中。

バイエルヘルスケア社によると、FDAが過去に承認した医薬品で肝がん患者の有意な延命効果につながった医薬品はないという。今後、悪性黒色腫(メラノーマ)、非小細胞肺がん、乳がんなどさまざまな癌(がん)腫に対し、単剤(単独)または併用でネクサバール錠の臨床試験を進める。(くまにち)

肝臓がんについて
肝臓がんの患者数は年間平均2万人で、がん死亡者数では男性が第3位、女性が第6位となり、その発生率は年々増加しています。

がんは小さな家ははっきりとした自覚症状がなく、また、慢性肝炎や肝硬変を合併していることが多いため、それらの症状と区別がつきにくいことがあります。
一般に、肝臓がんによくみられる症状としては、全身の疲労・倦怠感、微熱、黄疸、背中や腰の鈍い痛みなどがあります。

肝臓がんの診断は、GOT、GPT、腫瘍マーカーなどの各種の血液検査のほか腹部超音波検査やX線CT、血管造影検査、腹腔鏡検査、MRIなどさまざまな検査が行なわれます。
また、確定診断のためには肝生検が行なわれます。

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