コーヒーで女性の結腸がんリスクが減少:1日3杯以上で予防効果

厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)は、コーヒーを1日に3杯以上飲む女性は、ほとんど飲まない人と比べて結腸がんになるリスクが約半分に低下するとの調査結果をまとめた。発病を防ぐ仕組みは十分解明されていないが、コーヒーにがん予防効果がある可能性を示す結果だという。

男性の場合、コーヒーとがんリスクとの間にはっきりとした因果関係は確認できなかった。男性は喫煙や飲酒をする人が多く、コーヒー以外の要因が大腸がんの発症に強く影響しているためと考えられるという。

研究班は40―69歳の日本人男女約9万6000人を、約10年間にわたって追跡調査。コーヒーを1日に3杯以上飲む人、1―2杯の人、1杯未満の人、ほとんど飲まない人の4グループに分けて大腸がんの発症リスクとの関係を調べた。(NIKKEI NET)

結腸がんとは?
大腸のうち、結腸にできた悪性の腫瘍を結腸がんといいます。最もがんができやすいのは、直腸に近いS状結腸で、下行結腸、横行結腸、上行結腸の順に少なくなっていきます。
腸の表面は上から、粘膜、粘膜筋板、粘膜下層筋層、筋層、漿膜下層という5つの層に分かれていますが、このうち、がんが粘膜内もしくは粘膜下層にとどまっているものを「早期結腸がん」、筋層以下にまで進んでいるものを「進行結腸がん」といいます。

結腸がんの初期症状の代表的なものは血便です。便が病巣を通過する際に病巣をこするため、便の周りに血が筋のようについたり、便の中に血が混じったりして便が黒っぽくなったりします。
さらに進行すると、便秘と下痢を繰り返すなどの便通異常や残便感、腹痛・腰痛・肛門痛、腹部膨満感、貧血などの症状が現れます。

結腸がんのスクリーニング(検診)の代表的なものは、便潜血反応で、食事制限なく簡単に受けられる検査です。食事制限の後、肛門からバリウムと空気を注入し、X線写真をとる注腸造影検査、肛門から内視鏡(ビデオスコープ)を挿入して、直腸から盲腸までの全大腸を詳細に調べる大腸内視鏡検査なども行われます。

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