果物をよく食べる人は脳卒中や心筋梗塞のリスクが低い

果物を多く食べる人は、ほとんど食べない人に比べ、脳卒中や心筋梗塞になる危険性が約2割減ることが、厚生労働省研究班(班長=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)の大規模な調査でわかった。

研究班は1995年と98年、茨城県と新潟県などで、45〜74歳の男女約8万人を対象に、食習慣に関するアンケート調査を実施。野菜と果物の1日当たりの摂取量を基に4グループに分け、2002年までの追跡調査で、がんや脳卒中、心筋梗塞を発症した人の割合を比較した。

その結果、果物を食べる量が最も多いグループ(1日当たり平均約280グラム摂取)は最も少ないグループ(同約35グラム)に比べ、脳卒中や心筋梗塞などを発症する危険性が19%下がるなど、果物を食べる量が多いグループほど、発症する人の割合が減る傾向が見られた。 280グラムは大きめのリンゴ1個、35グラムはミカン半分にあたる。

研究班の坪野吉孝・東北大教授(疫学)によると、果物に含まれるカリウムや抗酸化物質は、血圧を下げたり動脈硬化を予防したりする働きがあるという。(YOMIURI ONLINE)

脳卒中とは?
高血圧症でいつも動脈に高い圧力がかかっていれば、脳の細い動脈が疲労して、突然詰まったり、出血することがあります。また、動脈硬化があれば、脳の比較的太い血管が詰まることがあります。

そうなると、血液の循環に障害が起こり、酸素や栄養が脳に届かず、その働きが低下したり脳細胞が死亡します。それによって運動機能や言語機能が麻痺したりするのが脳卒中です。
いずれも生命の危機が発生します。脳卒中の起こりかたで脳内出血、くも膜下出血、脳梗塞などに分かれます。

薬剤耐性結核菌の拡大に警告:国際結核肺疾患予防連合

国際結核肺疾患予防連合の肺の健康に関する世界会議が開催され、専門家らは現在入手可能な結核治療薬に対する耐性の強まりにより治療不可能な新しい菌が出現し、世界を脅威にさらす可能性があると警告した。

WHOの「Stop TB」計画の責任者、マリオ医師によると、最近イタリアで、現在入手可能なすべての結核治療薬に対する耐性の症例が2-3件報告されており、すべての患者が死亡したという。
世界で約20億人が結核に感染しているが、うち約45万人が耐性結核菌に感染しており、毎年160万人が死亡している。

また、世界41か国で少なくとも1件の広範囲薬剤耐性結核菌(XDR-TB)の症例が報告されているが、アフリカの多くの国ではこの菌を検出できる研究施設がないため、数値はさらに増える可能性もある。

薬剤耐性結核菌は、結核に感染した患者が完治するまで治療を受けなかった場合などに生じ、ヒトからヒトへと直接感染する場合もある。

薬剤耐性菌とは?
多くの細菌は抗生物質やサルファ剤などの化学療法剤によって発育・増殖が抑制(阻止)されますが、しばしば、本来有効とされる薬剤による阻止効果がみられなくなることがあります。これらの細菌をその薬剤の耐性菌といいます。

1種の薬剤に対する耐性菌を単剤耐性菌といい、多種の構造が類似しない薬剤に対する耐性菌を多剤耐性菌と呼びます。また、ある薬剤の耐性菌が同種の薬剤にも耐性をもつ場合は交差耐性といいます。

薬剤耐性は細菌自体がもっている仕組みで、化学療法剤の過剰投与によっておこる場合が多いとされていますが、細菌の細胞質内にある薬剤耐性因子(DNA)であるプラスミドが他の同種の細菌へ組み込まれて耐性菌になる場合や、染色体性の自然耐性菌や染色体遺伝子の突然変異による耐性菌もあります。

注射の必要がない飲むワクチンを開発:東京大医科学研究所

口から飲んで腸の粘膜から吸収される新型のワクチンを、東京大医科学研究所の清野宏教授(粘膜免疫学)らが開発した。粘膜にある免疫機構を働かせる「スイッチ」役の細胞に着目。
この細胞を標的にするたんぱく質とワクチンを組み合わせてマウスに飲ませたところ、有効性を確認した。注射器が不要で、インフルエンザやエイズウイルス(HIV)の次世代ワクチンへの利用が期待される。

腸や咽頭の粘膜には、M細胞と呼ばれる細胞があり、ウイルスや細菌、アレルギーの原因物質を取り込むと免疫機構を働かせる。ただ、腸内にあるM細胞の数が非常に少なく、利用するのが難しい。このため、国内で承認されている飲むワクチンはポリオしかなかった。

清野教授らは、M細胞のみに反応する特殊なたんぱく質をマウスの粘膜の中から見つけ、破傷風やボツリヌス菌のワクチンと結合させて、マウスに飲ませたところ、病原体を防ぐのに十分な量の抗体が血液などに分泌されていることを確認した。

また、マウスにこのワクチンを与えた後、致死量の1万倍のボツリヌス菌の毒素を注射しても、マウスは死なず、予防効果があることも分かった。(YOMIURI ONLINE)

インフルエンザについて
約200種類もある風邪のウイルスの中の一種「インフルエンザウイルス」の感染で起こります。インフルエンザウイルスにはA・B・Cの3種類があり、A型はさらに5つのタイプに分かれています。
流行するのはA型とB型ですが、どちらかというとA型のほうが流行の範囲や規模が大きく、短い期間で流行を繰り返します。

インフルエンザはほかの風と違い全身の症状が強いのが特徴です。
突然、39度前後の高熱が出てから、寒気がして頭痛や関節痛などの痛みがあり、同時に手足や腰の筋肉痛やだるさなどの全身的な症状も出てきます。そしてほぼ同時にのどが痛み、咳が出て、声がれや鼻水が出るなどの呼吸器症状が強くなります。

このような症状が3、4日続くと熱が下がり始めて、苦しかった全身症状や呼吸症状も軽くなっていきます。順調なら1週間から10日ほどでよくなります。

難治性てんかんの記憶障害のメカニズムを解明:新薬への応用を期待

抗てんかん薬を飲んでも完治しない「難治性てんかん」の発作による記憶障害のメカニズムを初めて解明したと、東京都神経科学総合研究所の山形要人副参事研究員らの研究グループが7日、米国科学雑誌「ニューロン」電子版に発表した。
発作で脳内の神経細胞間のつなぎ目(シナプス)が減少して記憶障害が起きる仕組みだとしている。

研究グループは、発作が起きると脳の神経細胞内で「アルカドリン」というたんぱく質が合成され、それがシナプス維持に必要な物質「N−カドヘリン」を減少させることを突き止めた。
発作の繰り返しでシナプスが少なくなり、神経細胞間の情報伝達が阻害されるため、記憶・学習障害を引き起こす原因になるという。

難治性てんかんは国内に20万〜30万人いるとされ、小児患者の約3分の1に発育や学習面などでの遅れが生じるという。今回シナプス減少のメカニズムが解明されたことで、新薬や治療法の開発につながることが期待される。(時事通信)

てんかんとは?
脳の神経細胞に異常な興奮が生じて、運動、感覚、意識状態などに一時的な発作症状が繰り返し起こる病気です。発作の状態は人によって様々ですが、脳波を測定すると、神経細胞の異常な興奮による変化がわかります。

CTやMRIなどの画像検査をしても、原因がはっきりわからない突発性てんかんと、外傷や脳腫瘍などがあって、その結果起こってくる症候性てんかんとがあります。症候性てんかんの場合は、画像による検査で病変が見つかる場合もあります。

抗てんかん薬による治療が中心です。発作の起こり方や発作を起こす脳の場所によって、薬の使用法も違います。長期にわたる治療が必要ですが、薬によって多くの人が発作を起こさなくなります。

高血圧治療剤「セララ錠」を発売:ファイザー

ファイザーは7日、高血圧治療剤「セララ錠」を13日に発売すると発表した。これまでの治療剤と作用の仕組みが異なり、日本人に多い塩分の取りすぎによる高血圧の治療で効果が高いという。ピーク時の売上高は年間185億6000万円を見込んでいる。

セララはアルドステロンと呼ぶ、血圧の上昇にかかわるホルモンの働きを抑える。アルドステロンを抑制する高血圧治療剤は日本で初めてという。新たな作用を持つため、既存薬で治療効果が十分でなかった患者にも効く可能性があるとみられる。(NIKKEI NET)

高血圧症について
高血圧症には、原因を特定できない本態性高血圧症と、身体のどこかに原因となる病気がある二次性高血圧症の2つがあります。日本では本態性高血圧症が高血圧症の9割以上を占めています。症状はとくに現れませんが、人によっては肩こりや頭重感、不眠、動機などを感じることがあります。

治療は、塩分を控えた食事を心がけたり、肥満を解消するなど、生活習慣の見直しが基本となりますが、それでも改善がみられない場合は、降圧薬を用います。

一方、二次性高血圧症は他の病気が原因で血圧が高くなるタイプです。ホルモン異常、腎臓病が関与するケースが多く、30〜40歳以下の若い人に発症するのが特徴です。
本態性高血圧症は徐々に進行していくのに対し、二次性高血圧症では、ある磁気から急に血圧が上がり、なかなか下がりません。

治療は、高血圧の原因となっている病気を優先的に行ないます。手術治療ができる病気であれば、手術によって高血圧も同時に改善します。

ADHD(注意欠陥・多動性障害)治療薬「コンサータ錠」を承認

厚生労働省は、適正な流通管理の条件を付けて、国内初の小児用ADHD(注意欠陥・多動性障害)治療薬「コンサータ錠」(一般名・塩酸メチルフェニデート)の製造販売を承認した。

コンサータは、米ジョンソン・エンド・ジョンソングループのヤンセンファーマ社が開発した、塩酸メチルフェニデートを有効成分とする放出制御型の徐放剤。浸透圧を利用した独自の製剤技術を採り入れており、薬物が持続的に血液中に放出される。

1日1回の服用で、有効成分の血中濃度が約12時間にわたって維持される。ADHDの主症状である不注意や多動性、衝動性のいずれにも改善効果がある。

日本ではコンサータと同じ有効成分の難治性うつ病やナルコレプシーの治療薬「リタリン」による依存症が社会問題化している。このため厚労省と製造販売会社のノバルティスファーマ社はリタリンの効能・効果の一部削除と流通管理体制を厳しくすることで合意している。

注意欠陥・多動性障害(ADHD)
不注意、過活動、衝動性を特徴とするもので、7歳前に発症する持続性の障害です。
約4%の子供にみられますが、男子に圧倒的に多いといわれています。

興味のあることには集中できますが、嫌いなことやよくわからないことにはほとんど関心を示さず、落ち着きがありません。1つのことを続けてやることが困難で、不注意による失敗をしやすく、人の話を聞いていることも苦手です。

肝炎検査を1年間無料化:潜在的な感染者の受診を促進へ

潜在的な肝炎感染者の受診を促そうと、舛添厚生労働相は6日、閣議後の記者会見で、都道府県や政令市などが医療機関に委託して実施している肝炎検査を時限的に無料化する方針を明らかにした。

早ければ年明けにも導入し、1年程度の時限措置とする考えだ。必要な予算は25億円程度と試算されるという。

厚労省は今年度から、都道府県や政令市などが医療機関に委託し、自己負担を無料または割安で肝炎検査を受けられる事業を始めている。しかし、財政負担の重さを理由に、実際の導入には二の足を踏む自治体が多く、現時点で東京都、福岡県、岐阜県、東京都八王子市、同荒川区の5自治体しか導入されていない。(YOMIURI ONLINE)

肝炎について
肝臓の細胞が大幅に破壊される病気を肝炎といいますが、そのなかでも6ヶ月以内に治ってしまうものが急性肝炎です。代表的なものとしてA・B・C型があります。

この急性肝炎が治らないまま6ヵ月以上経過し、肝臓の機能に異常がみられたり、肝臓に炎症が持続しているのが慢性肝炎です。B・C型がその代表で、A型は慢性化しません。

代理出産の容認派が大幅増:国民意識調査

夫婦以外の第三者の精子や卵子を用いた生殖補助医療を認めてよいと考えている人は減少傾向にあることが、厚生労働省が今年実施した国民意識調査で明らかになった。
逆に、夫婦の受精卵を第三者の女性の子宮に移植する代理出産(借り腹)については、4年前の前回調査より大幅に増えて半数を超えた。

調査結果によると、夫が不妊の場合に第三者の精子を用いる人工授精について、容認派は38・1%にとどまり、1999年、2003年の調査に比べ約9ポイント減少した。
この方法は日本産科婦人科学会の会告(指針)で認められているが、今回の調査では27・0%が「認められない」とした。

また、第三者の卵子と夫の精子を用いた体外受精と、精子と卵子がともに第三者のものである受精卵を用いた治療についても、容認派はそれぞれ39・8%、27・8%にとどまり、調査のたびに減少する傾向が見られた。

一方で、同学会が禁止している代理出産を容認する人は過半数の54・0%に達し、「認められない」とする人は16・0%にとどまった。(YOMIURI ONLINE)

代理出産とは?
妻が病気で子宮を摘出するなどして子どもを持てない夫婦が第三者の女性に子どもを産んでもらうことをいいます。タレントの向井亜紀さんのように、妻の卵子と夫の精子を使う場合と、夫の精子を第三者の女性の卵子と体外受精する場合などがあります。

日本産科婦人科学会は代理出産を禁じ、厚生労働省も妊娠・出産に対するリスク問題の観点から認めないという立場でしたが、法制化されていないのが現状です。
向井亜紀さんのケースでは、今年3月、最高裁において、「立法による速やかな対応が強く望まれる」としながらも、東京都品川区の出生届の受理を命じた東京高裁決定を破棄し、受理は認められないとする決定を下しています。
大半の人は海外で得た出生証明書を基に日本で実子として届け、受理されています。

子宮筋肉に幹細胞を発見:慶応大学グループ

人間の子宮の筋肉組織に、高い増殖能力を持ち、筋肉や脂肪などの細胞に成長できる「幹細胞」が存在することが、慶応大の岡野栄之教授(生理学)らの研究でわかった。
子宮筋腫などの病気発症の解明につながる成果で、米科学アカデミー紀要(電子版)に近く掲載される。

女性が妊娠すると、胎児をはぐくむ子宮は通常の20倍以上の重さまで増大する。また、子宮の中に筋肉の塊ができる子宮筋腫は、単一細胞が増大してできると考えられてきた。だが、これらの詳しい仕組みはわかっていなかった。

研究チームは、手術で摘出した63人分の子宮筋組織から特殊な方法を使い、幹細胞の性質を持つ細胞を収集。この細胞をマウスの子宮に移植し、妊娠させたところ、人の細胞で構成された子宮筋組織が作られた。妊娠・出産に重要なホルモンと結合するたんぱく質もできていた。

この細胞は脂肪細胞や骨細胞にも変化でき、幹細胞であることが確認された。研究チームの丸山哲夫・同大講師(産婦人科)は「将来、子宮頸(けい)がんの手術で切除した部分の再生など治療法の開発につなげたい」と話している。(YOMIURI ONLINE)

子宮頸がんについて
初期には自覚症状はありませんが、そのうち月経が不順になったり、性交後の出血や、さまざまなおりものが現れてきます。
さらに進行すると普段でも出血がみられるようになり、下腹部の痛みや発熱、やがては排尿困難、排便困難が起きてきます。全身に転移すると貧血、食欲不振、体重減少などが現れます。

子宮頸がんの治療は進行の程度によって異なります。初期のものは子宮さらにはリンパ節を摘出する手術を行うのが一般的です。きわめて初期のものには、子宮を摘出しないですむレーザー治療を施すことも多くなっています。

ほかに重大な病気があって手術が無理な場合は、放射線療法を行います。進行したものには放射線療法、化学療法、免疫療法、温熱療法などを組み合わせて行います。

インフルエンザ治療薬「タミフル」の供給を半減へ:中外製薬

の国内唯一の輸入販売元である中外製薬は5日、今冬の国内のタミフル供給計画を昨冬より半減し、600万人分にすると発表した。

服用後の飛び降りなどの「異常行動」が報告され、厚生労働省が10代について原則使用中止とする措置を取ったことなどを受け、同社は「処方患者数はほぼ半減する」とみている。

中外製薬は、親会社のスイス製薬大手ロシュからタミフルを輸入し、2001年から国内販売している。インフルエンザが大流行した02年冬には供給不足が問題化した。
厚労省の作業部会は10月、中外製薬に指示した動物実験の結果について「異常行動と関連づけられるデータは今のところない」とする中間結果を発表するなど、因果関係は明確になっていない。(YOMIURI ONLINE)

インフルエンザについて
約200種類もある風邪のウイルスの中の一種「インフルエンザウイルス」の感染で起こります。インフルエンザウイルスにはA・B・Cの3種類があり、A型はさらに5つのタイプに分かれています。
流行するのはA型とB型ですが、どちらかというとA型のほうが流行の範囲や規模が大きく、短い期間で流行を繰り返します。

インフルエンザはほかの風と違い全身の症状が強いのが特徴です。
突然、39度前後の高熱が出てから、寒気がして頭痛や関節痛などの痛みがあり、同時に手足や腰の筋肉痛やだるさなどの全身的な症状も出てきます。そしてほぼ同時にのどが痛み、咳が出て、声がれや鼻水が出るなどの呼吸器症状が強くなります。

このような症状が3、4日続くと熱が下がり始めて、苦しかった全身症状や呼吸症状も軽くなっていきます。順調なら1週間から10日ほどでよくなります。

健康食品「アガリクス」の臨床試験を開始へ:厚生労働省研究班

日本のがん患者の中で利用頻度が最も多いとされる健康食品「アガリクス」について、厚生労働省研究班(主任研究者、住吉義光・四国がんセンター第一病棟部長)が5日、安全性評価を目的とした臨床試験を今月から始めると発表した。
アガリクスのように、がんの補完代替医療で利用されている健康食品やサプリメントには、科学的根拠が不足したまま情報がはんらんしているものが多い。研究班は「臨床試験で有害か無害か、有効か無効かを明らかにし、適切な情報発信をしたい」としている。

アガリクスは、ブラジル原産のキノコの一種。別の厚労省研究班の調査では、がん患者の4割強が補完代替医療を利用し、その中で最も多く利用されているのがアガリクスだった。
一方、科学的な評価は進んでおらず、英語の論文はわずかしか出ていない。安全性に関連しては「人が摂取した場合、重い肝機能障害を起こす可能性がある」とする報告や、「マウスに2年間投与した結果、安全性が確認できた」とする報告があるという。

今回の臨床試験計画では、がんの治療が終了して経過観察中の20歳以上80歳未満の男女約90人の希望者を3グループに分け、量を変えてアガリクスを約6カ月間摂取してもらう。
肝臓や腎臓、呼吸などの機能に変化がないか、アレルギー症状の有無などの安全性を評価するほか、免疫機能や生活の質(QOL)の変化も調べる。(毎日新聞)

アガリクスについて
1965年にブラジルで日本人が初めて栽培に成功したキノコで、学名は「アガリクス・ブラゼイ」、姫マツタケ、カワリハラタケとも呼ばれています。もともとはブラジルのキノコですが、その成分が注目されるようになりました。

成分はタンパク質が約40%と多く、その他にビタミンB2・D、マグネシウム、カリウム、リノール酸、リン脂質が含まれています。また、キノコ特有の成分β-グルカンの含有量が多いのも特徴です。

勃起不全(ED)治療薬が突発性難聴の原因になる恐れ:FDAが警告

FDA(米国食品医薬品局)は、勃起不全(ED)治療薬の「バイアグラ」「シアリス」「レビドラ」などが、突発性難聴の原因になる恐れがあると警告、その趣旨をラベルに表記するよう関連メーカーに指示した。ただ発症者は少数という。

FDAによると、これらのED治療薬を服用している患者のうち難聴や耳鳴り、目まいがしたという報告が、これまでに29件あった。片方の耳だけが聞こえなくなった人もいるという。
報告者の3分の1は一時的に聞こえなくなった。ED治療薬との明らかな因果関係は分かっていないとしている。

FDAのジャネット・ウッドクック博士は「聴力の低下を年齢のせいと考えて、ED治療薬を服用していても、医師に相談しようと思わない患者がいるかも知れないと考えた。耳が聞こえなくなるような症状が発生したら、服用を直ちに中止し受診してほしい」と話している。(くまにち)

突発性難聴
何のきっかけもなしに突発的に耳の聞こえが悪くなるもので、片側の耳の起こることが多いとされています。耳鳴りや耳がふさがった感じをともない、患者さんの約4割にぐるぐる回る回転性のめまいを感じる症状がみられます。
内耳の循環障害やウイルス感染などが原因ではないかといわれていますが、まだはっきりしていません。

確立された治療法はまだありませんが、副腎皮質ホルモン薬や循環・血流改善薬、ビタミン製剤などが用いられます。発症後、早く治療しないと聴力の回復が難しくなるので、早急に受診します。

太り過ぎが少なくとも6種類のがんを引き起こす危険性

世界がん研究基金(ロンドン)は、太り過ぎが少なくとも6種類のがんを引き起こす危険性があるとする調査結果を発表した。研究者はタイムズ紙に、がんの危険性を下げるためには体格指数「BMI」は25未満が望ましいとの考えを示した。

同紙によると、報告書は1960年代以降の7000件以上の研究結果を分析。太り過ぎと、食道がんや膵臓がん、腎臓がんなどの間には明確な関連があると結論付けた。

報告書は、わずかな体重超過でもがんの危険性が高まると警告。ベーコンなどの加工肉は腸がんの危険性が高まるため避けるべきだとし、食べる量は牛肉などの赤肉を週500グラム以内にすべきだと勧告している。ファストフードや甘い飲料、過度のアルコールも勧めないとしている。(shikoku.news)

食道がんとは?
食道がんとは食道粘膜に発生する悪性腫瘍です。好発部位は食道の中部・下部で60〜70歳の男性に発生するケースが多く(男女比は5:1)、喫煙や飲酒、熱い食事などの習慣がが危険因子と考えられています。

食物を飲み込む際に、しみたり、つかえたりするなどのといった症状が現れます。初期には、物を飲み込む際にしみる程度ですが、進行すると食道の狭窄により、食物の通過障害や嘔吐がみられます。

スギ薬局がジェネリック医薬品を追跡調査へ

調剤薬局併設ドラッグストアを展開するスギ薬局は、特許切れの新薬と成分は同じで価格が安い後発医薬品(ジェネリック医薬品)について利用患者への追跡調査を始めた。アンケートで副作用の有無や効き目などを調査してデータベース化し製薬会社に提供する。
製薬会社にデータを活用してもらうことで、消費者の信頼度や認知度がまだ低い後発薬の品質向上につなげ、シェア拡大を促す。

同社の調剤薬局で新薬から後発医薬品に切り替えた患者を追跡調査する。約100品目が対象で効き目や副作用の有無、血圧の状況などを継続的に調べる。
すでに約500人分のアンケート結果を集めた。今後、薬科大学とも連携して蓄積した調査結果を分析しデータの精度を上げる。(NIKKEI NET)

後発医薬品
医療用医薬品には同じ成分、同じ効き目でも値段の高い薬(先発医薬品)と安い薬(後発医薬品)があります。後発品は、欧米では一般名(generic name成分名のこと)で処方されることが多いため、ジェネリック医薬品とも呼ばれています。

どのような画期的な発明の医薬品でも、その発売からおよそ6年後、または特定年月で特許が切れると、その有効成分や製法等は共有の財産になり、医薬品製造業者は自由に医薬品を製造できるようになるため、同じ成分の医薬品より安く国民に提供できるようになります。

「タミフル」が脳に達する仕組みを解明:厚労省見解と相違

服用した若者や子どもに異常行動や突然死が相次いだインフルエンザ治療薬「タミフル」が脳に達する仕組みを、国内の二つの研究グループが動物実験で明らかにした。

脳には薬など異物の侵入を防ぐ「血液脳関門」という防御機能があることなどから、厚生労働省の作業部会などは服用と異常行動の因果関係に否定的な見方を出していたが、それを覆す可能性のある研究結果として注目される。

タミフルは、体内に入ると主に肝臓の酵素によって「活性体」に変わり、ウイルスの増殖を抑える。一方、血液脳関門では、「P糖たんぱく質」という物質が脳に入ろうとする異物を排除する。

荻原琢男・高崎健康福祉大教授らは、タミフルを、通常のマウスとP糖たんぱく質を作れないマウスに投与して比較した。その結果、P糖たんぱく質を持たないマウスでは、脳内のタミフル濃度が血中濃度の65〜85%にも達し、通常のマウスの14〜17%より大幅に高かった。
また、活性体を直接投与したところ、いずれのマウスでも脳に達したタミフルの濃度は血中の1%程度に過ぎず、活性化前のタミフルが脳に達しやすいことがわかった。(YOMIURI ONLINE)

タミフル
中外製薬から発売されたインフルエンザの薬(製造元はスイスの製薬会社「ロシュ」)。体内でインフルエンザウイルス(A型、B型)を増やさないようする薬です。
効果として、インフルエンザの症状がさらにひどくなるのを抑え、症状が出ている期間を短縮します。

ただ、インフルエンザのウイルスが増えていく時期に飲まないと期待するほどの効果はみられず、飲んだからといってすぐに症状が軽減されるわけでもありません。
また、インフルエンザA型・B型に効果がありますが、C型や細菌性の風邪などには、効果がありません。そのため、病院でインフルエンザの型を判定する検査をした後、医師が必要に応じて処方します。

がん診断薬「MESACUP anti-p53 テスト」が保険適用に

医学生物学研究所は、抗体の量をもとにがんを検査する診断薬の保険適用が承認されたと発表した。従来の診断薬では発見が難しかった早期の大腸がん、食道がん、乳がんなども発見しやすいという。2009年3月期は1億5000万円、11年3月期は5億5000万円の売り上げを目指す。

11月1日から保険適用となる診断薬「MESACUP anti-p53 テスト」は、07年5月に製造販売承認を受けた。体内にあるがん細胞の働きを抑える「p53」と呼ぶ遺伝子が変形して正しく働かなくなると、血液中で分解されずに抗体ができる。この抗体の量を測って診断する仕組みだ。 (NIKEEI NET)

大腸がん
肺がんと並んで、増加傾向の著しいがんで、毎年約6万人が罹患しています。
大腸がん特有の症状はありませんが、血便や残便感、腹痛、便が細くなる(便柱細少)、下痢と便秘の繰り返しなど排便に関する症状がよくみられます。これらの症状はS状結腸にがんができた場合にみられやすく、なかでも血便の頻度が高くなっています。

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。